蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

t7wC5さんの記録 2013年1月3日(木)
体験分野 ボランティア実習 活動の名称 ボランティア実習 実施施設・機関等 シビックホール支援
実施日 2012年7月6日~2012年12月15日 実施時間 実施回数:9回  実施時間:40時間

活動内容の概要
・開館前の清掃・準備
(おもちゃ拭き、本の整理など)
・乳幼児とのふれ合い
活動の総括
1.“適切な支援ができるようになる”について
 実習では主に小学生以下の乳幼児と多く関わりました。その中でも年齢層は幅広く、はいはいをする乳児から元気に走り回ってはきはきと言葉を話す幼児まで様々であり、それぞれの発達段階に見合った接し方をするのがとても難しかったです。教育実習の時のように特定の年齢の子ども達とふれ合うのではなかったため、瞬時に子どもの年齢と発達段階を考えて話す言葉や遊び方を変えることにいつも難しさや戸惑いを感じました。
 そのため私はまず乳幼児をよく観察するようにしました。観察することでその子の発達段階をある程度把握できる上、何に興味があるのか、どういう行動をとるのか、親とどのように関わっているのかということを知ることができるからです。そうすることで個に応じて話す言葉や内容を変えたり、接し方を工夫したりすることができました。例えば、1歳前後の子どもには「どうぞ」「ありがとう」などの短い言葉で会話をしたり、指差しで伝えようとすることに耳を傾けたりしました。2~3歳頃の子どもには自己主張をする姿が多く見られ、ままごとなどのごっこ遊びをよくしていたので、子どもの世界観をくずさないように私もその世界観に入り込んで子どもが自由に想像して遊べるようにしました。しかし自己主張が強いと周りの子ども達と喧嘩したりぶつかったりすることも多く、その時にどのようにすればよいのか分からず上手く対応することができなかったこともありました。ただ、鑑賞させて頂いたDVDでもあったように、すぐに子どもの喧嘩を止めるのではなく、本当に必要な時にだけ大人は介入するべきだということを学んだので、これからはどこまで子ども同士に任せ、どの時点で指導に入るべきなのか見極めることができるようになりたいと思います。大人が入ることで子ども同士の学び合いを阻害する可能性もあるので、指導すべきところとそうでないところの区別をはっきりとすることができるようにしたいと考えます。
 また指導に関して、子ども達とは毎日顔を合わせるわけではないので信頼関係もあまり出来ていない中で、指導すべき時にどのように指導すればよいのか悩んでいました。私はある父親の方の叱り方がとても参考になりました。おもちゃを片付けずに遊ぶ弟の子に対して、ただ「~しなさい」というのではなく、片付ける兄の姿を見せてなぜ片付けなければならないのか、なぜ自分が行っていることが間違いであり今叱られているのかを子どもがはっきりと分かるように指導していました。「~しなさい」というのは大人の命令であって子どもからすると、大人が言うから強制的に片付けをさせられているということになります。そうではなく、片付けをする必要性や楽しさを子どもが感じられるようにすることで子どもは何も言わなくとも片付けをするようになると思います。このように子どもが主体的に考えて動けるような指導を私も心がけていきたいと考えます。私は教育実習で子どもを叱る時も子ども自身に深く考えさせられるような叱り方が出来なかったので、学んだことを活かして適切な叱り方ができるようになりたいと思います。

2.“環境整備における工夫点や留意点を理解する”について
 環境整備に関して私が最も強く感じたことは、より自然に近い環境が準備されているといことです。様々な形の木のおもちゃや形・大きさ・やわらかさの異なるボール、カプラなど、決して一つの遊びに縛られないおもちゃが数多くあり、子どもが自由に遊びを創り出せる環境が整っていることに驚きました。一目見ただけではこのおもちゃで何が出来るのか、どのような遊びのためのおもちゃなのかがよく分からないものもありましたが、それは言い換えるとそのおもちゃを使うと何通りもの遊びが考えられるということだと思います。実際に積み木を木の家の屋根にのせて「屋根の修理をしているんだよ。」と言って何人かで遊んでいた男の子もいましたし、同じものを使って犬小屋を建てている女の子もいました。カプラは積み上げて高さを競う子どももいれば、ドミノにして倒して遊ぶ子どももいました。このように一つの遊びにとどまらず多種多様な遊びを創り出し、また創り出した遊びで十分に遊べる広い環境がシビックホールには整っているので、真の意味で子どものことを考えた場所が与えられているのだと感じました。DVDで子ども達が自然とふれ合って自由に遊んでいたように、屋内でもそのように子どもの自由な発想を促す環境があることに感動しました。
 安全面にも様々な工夫がなされていました。階段や柱の角はマットのようなもので囲まれており、乳幼児がぶつかっても怪我をしないようにされていました。子どもが遊ぶ上で一番大切なことはやはり安全面だと思うので、子どもの目線に立って何が危険なのか、どのような危険が考えられるか、常に危機意識を持っておくことが大切であると考えます。また本の配置も下の段により乳児向けの薄い本が多く、上の段にはより幼児向けの厚い本が置いてありました。子どもの身長などを考えて置かれているということが分かりました。さらに子ども向けの本だけでなく、母親や父親の子育てに関する本や雑誌、あらゆる情報が棚の上や壁に置いてあったり、貼られたりしており、子育てに関する悩みや不安などの解消に繋げられるようにしてあるということに気付きました。子どもの支援には多く関心が持たれますが、親に対してはあまり関心が向けられないことも多々あると思うので、子どもだけでなく、その子どもを育てる親への支援もシビックホールではされているということを認識しました。私も教育を考える時に子どもにだけ目を向けがちなところがありましたが、これからは保護者の方にも目を向け実質的にサポートが出来るといいと思います。

3.“信頼関係を築く”について
 実習では特定の子ども達と常に顔を合わせるのではなかったため、信頼関係を築くのは難しかったです。その時、その場で子ども達と関わる状態だったので、今までにはない貴重な経験になりました。私は子ども達と関わる中で、子どもの好きな話題から入ることが、子どもと関わる上での一つの手段だということを学びました。子どもをよく観察し、話している話題や持っている物などからその子の興味のあるものや好きなものを推測し、それに関する話をするとキラキラとした目でいろいろな事を教えてくれました。特に男の子は仮面ライダー、女の子はプリキュアが好きという子ども達が多く、そのことを尋ねるとおもちゃを見せて嬉しそうにしたり、変身ごっこをしてくれたりしました。私が話を聞いて「すごいね。よく知ってるね。」と言うとニコニコしていました。私はあまり子どもの好きな事に関して知識がなかったので子どもとその会話を長く続けることができず残念に感じることもありました。子どもと関わる上で子どもの中で流行っているものや話題になっているものを知り、知識として持っておくことで子どもの会話に入って話をふくらませ、子どもとの信頼関係を築くのにも役立つと思うので、子どもの好きなもの、興味のあるものについても関心をもっていきたいと考えます。
 特に乳児は人見知りをすることが多く、最初は親から離れようとしない子どもも多くいましたが、私が徐々に近づいて関わることで私に関心をもってくれるようになりました。また私が母親の方と話をする姿を見て私に近づいてくることもあり、親と関係があるなら大丈夫という安心感が私への信頼と安心感にも繋がったのではないかと考えます。その点ではやはり親に依存する部分が大きいということを感じました。
 今回の実習では、あまり保護者の方と話をすることができず、信頼関係を築くことが出来なかったことが私の課題となりました。子どもとの信頼関係が出来たとしても保護者との信頼関係が築けなければ子どもに関する見えない情報も得ることができないので、まずは保護者の方と積極的に話して疎通し、多くの情報を得た上で子どもとの信頼関係を深め、報告・連絡・相談を欠かさず行っていきたいと思います。教育現場だけではなく、社会ではどこにいてもコミュニケーション能力は問われているので、多くの人とコミュニケーションを欠かさず疎通し、信頼関係を築けるようにしていきたいと考えます。

シビックホールでの実習は、とても充実したもので貴重な経験になりました。この実習での学びや得たことを今後の生に生かしていきたいと思います。シビックホールの方々、子ども達、保護者の方々には本当にお世話になりました。ありがとうございました。

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