蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

daia08さんの記録 2012年11月1日(木)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島教育の体験 実施施設・機関等 壱岐市立 八幡小学校
実施日 2012年10月15日~2012年10月19日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:45時間

活動内容の概要
・朝ボランティア・マラソンの参加
・授業観察・支援
・給食・清掃指導
・児童の登下校指導
・課外活動参観
・通学合宿
・特別支援交流遠足
・ダンス進行
活動の総括
今回の壱岐市立八幡小学校での離島実習において、3つの目標を掲げて実習に臨んだ。
1、「離島の小規模校での教育活動について理解を深める」について
今回の離島実習において、日頃なかなか見たり知ったりすることのできない離島の学校の教育について、実習として実際に体感することで、その学校の現状やよさなどを学んでいくことを目的に、実習に臨んだ。1週間という短い期間ではあったが、地域性や学校と家庭・地域との連携の必要性など多くのことを学ぶことができた。八幡小学校は、1・2年生の単式学級2学級、3・4年と5・6年の複式学級2学級、特別支援学級2学級の計6学級、全校児童44名の小規模校であった。教員の人数は12名で、特別活動や体育などにおける支援員も来られていた。八幡小学校ならではの教育活動として、朝マラソン・ボランティア、海や島をきれいにすることを目的とした「クリーン大作戦」、基礎学習の徹底を図ることを目的として、国語・算数を中心とした全校共通のプリントを実施する「基礎タイム」、各学年でそれぞれの教室に分かれて行う、縦割り班での清掃活動など様々なものを知ったり体感したりすることができた。特に、縦割りの活動では、高学年が率先して低・中学年をリードして作業を行っている姿が見ることができ、高学年はお手本となれる機会を得られ、低・中学年は高学年の姿を見て刺激を受けたり、学んだりする機会が得られる縦割りのよさを実感することができた。縦割りは小規模校に問わず、どの学校においても実践することが可能なので、これから、注目していきたいと思う。

2、「適切な支援・指導ができるようになる」について
離島や少人数の学校では、複式学級があることはまれでないので、複式学級について観察の中で少しでも学ぶことができるようにと思い、実習に臨んだ。子どもたちは、複式授業の流れに沿って、学習リーダーを中心にして自主的に活動している姿が見られ、積極性が高まりやすいと感じた。また、少人数なので考えが少ないと思っていたが、全員の考えを共有することができ、また、そこから自分の考えと友だちの考えとで比較したり、さらに深めていったりすることができていたので、少人数教育のよさを改めて実感することができた。先生方の支援の様子を見ても、複式だと全ての様子を見ることは困難だが、子どもたちの考えの発表からどのような過程でつまずいているのか、また、どのような発問をしたら子どもたちが気づき、自分たちで進めていくことができるかをしっかり判断して、発問したり投げかけたりしていたので、その判断のタイミングの大切さを学ぶことができた。今回観察していただいた授業の流れをこれからの自身の教材研究にも生かしていきたいと思う。また、複式の中では、学年別々の内容でも関連性を持たせたり、下の学年には上の学年の内容を見据えさせたり、上の学年には下の学年の内容を復習として行ったりするような工夫があったので、非常に参考になった。複式学級では、人数が異なり、活動によっては個人の活動になりやすくなるが、一人タイムとみんなタイムに関して、平等に時間を割り振ることが大切であると感じた。これから、今回見させていただいたことをしっかり頭に入れておきたいと思う。

3、「家庭・地域との連携の図り方についての知識・理解を図る」について
どの学校においても、家庭・地域との連携や協力体制は必須であるが、離島の学校は特に人数が少ない学校が多数あるので、地域の協力を得なければ成り立たない行事や教育活動が多いことがよく分かった。地域の方は、どの方も親切で学校への協力体制が非常に整っていると感じた。離島や小規模校における特色ある教育活動を行うにあたって、教育活動の意義について家庭や地域との共通理解を十分に図り、展開していかなければならないが、どの地域の方も学校に対して理解があり、スムーズな実践ができていると感じた。その中には、進んで活動を推進してくださっている方もおり、心強さを感じた。今回参加させていただいた活動で印象的だったのが、4・5年生で行われる通学合宿である。通学合宿が2年にわたって行われるのは、子どもの中には1度も他の家や民宿に泊まった経験がない子もいるため不安なことも多いので、一度体験したことのある5年生がリードして過ごしていくことで少しでも不安が逓減するからである。子どもによっては島を出たことがない子どももいるので、6年生で行われる修学旅行で島を出る前に練習として2年間行うことで少しでも慣れさせることが目的であった。実際に子どもに聞いてもまだ島から出たことがない子どももおり、驚いた。それだけ自立したくてもなかなかできない環境であるということを改めて感じた。よって、島での様々な活動が成長に直接関わってくるので、一つひとつの教育活動の重要性を実感した。また、通学合宿では学校近くの地域の方が経営している民宿に宿泊するのだが、その際ももちろん地域の方が関わっており、学校と地域との共通理解、協力体制が必要であることをさらに感じた。このような積極的な協力を得るために日々信頼関係を築いていく努力を惜しまないことが必要であるので、これからも学校・家庭・地域の連携を重要視していきたい。これから現場に出たときには、家庭・地域の方々に学校での活動の様子などを積極的に発信し、少しでも家庭・地域の方に関わっていただいたときには、参加したり協力したりしてくれて当り前ではなく、常日頃から気をかけてくださる周りの方々に感謝の気持ちを忘れることなく、よりいっそう信頼関係を築いていきたいと感じた。

今回の離島実習は、一週間というあっという間の日々であったが、毎日が刺激や魅力のあり、大変充実していました。このように充実していたのも校長先生を始めとする諸先生方、地域の方々、子どもたちが快く受け入れてくださったからこそだと感じています。この実習がこれからも実りあるものであったと実感し続けていけるように、今後よりいっそう視野を広げ、実習で学んだ全てのことを生かして自身の糧にしていきたいと思います。
実習に携わってくださった方々に心から感謝しています。八幡小学校を始めとする様々な壱岐市の皆さん、本当にありがとうございました。

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