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蓄積型体験学習詳細
| mrchildrenさんの記録 |
2012年10月5日(金) |
| 体験分野 その他の実習 |
活動の名称 野外体験実習 |
実施施設・機関等 野外体験実習(山里小学校) |
| 実施日 2012年9月26日~2012年9月27日 |
実施時間 実施回数:2回 実施時間:10時間 |
活動内容の概要
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<1日目>
・朝の会
・出発式(山里小学校)
・入所式,オリエンテーション(諫早少年自然の家)
・沢登り
・遊びの森で遊ぶ
・夕べの集い
・入浴
・夕食
・キャンドルの集い
<2日目>
・朝の集い
・野外炊飯(カレー作り)
・反省会,退所式
・到着式(山里小学校) |
活動の総括
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今回,私はこの実習を行うにあたって,2つのことに留意しながら児童の支援を行いました。その留意点と,児童の様子や自分自身の行動を照らし合わせながら,以下に今回の実習を振り返っていきたいと思います。
①安全指導・危険予測
今回,留意した点の一つに安全指導・危険予測がありました。今回の野外宿泊学習において,危険な場面や安全に配慮する場面が必要がある場面がいくつかありました。
まず,1日目の沢登りについて述べていきます。沢登りでは,足場の悪い山道を歩いたり,大きな滝を登る場面が多くありました。その中で,児童たちはお互いに,「ここは滑るからロープを持っておりたほうがいいよ。」「ここの岩は動いて危ないから気を付けてね。」とアドバイスをしており,しっかりと危険に関する情報を共有できていると感じました。また,児童に対する支援としては滝を登る際に,「どうやったら(どこに脚をかけたら)上手く登ることができるかな。」と声掛けをし,児童が自主的に安全に滝を登る方法を考えられるように促しました。
次に,遊びの森において活動についてです。この日はちょうど,長崎市立矢上小学校の児童たちも遊びの森で活動をしており,全体的に人数がとても多くなっていました。遊びの森にはいくつかの遊具がありましたが,ある児童が遊具で遊んでいるすぐそばを走っている児童が何人かいたので,危険であると判断し声掛けを行いました。
次に,キャンドルの集いについてです。この活動では,火を扱うためある程度の配慮が必要でした。しかしながら,「火を扱う」ということについてしっかりと認識している児童がほとんどであったため,危険な場面は特に見受けられませんでした。
最後に野外炊飯についてですが,この活動が最も危険な場面が多く,綿密な安全指導が必要であると感じました。まき割りの場面では,まきがなかなかうまく割れないことが多く,まきになたを刺した状態でなたを大きく振りかぶる児童や力任せにまきを割ろうとする児童がいました。私も「危ないからゆっくり落ち着いてやろう。」と声をかけましたが,まき割りに熱中する児童に対してなかなか上手く指導をすることができませんでした。何かに熱中していてなかなか指示をするのが難しい児童に対する,効果的な支援の方法を検討していくべきであると感じました。一方で,野菜を切る場面では,(普段多くの家庭で,皮むき器を使っている影響で)なかなか上手く包丁を使えない児童が多くいました。なるべく児童たちに任せましたが,指をけがしてしまいそうな切り方をしていたときには一言声掛けを行いました。
児童に対する安全指導という点においては,自分自身がもっと的確に素早くその場の状況を判断し,適切な声掛けを行っていくことが重要であると感じました。
②グループでの活動における協力
今回,児童たちはほとんどの活動を活動班,または生活班で行いました。2日間,児童たちの様子を観察していましたが,お互いに協力して課題を解決していく場面もあれば,意思疎通がうまくいかずに班のなかでトラブルになる場面もありました。観察をしていて,とても興味深かったです。また,さまざまな場面に直面することができたとともに,トラブルを児童たちが自ら解決していく姿も見ることができて大変勉強になりました。
まず,沢登りについてですが,この活動では特に児童たちが積極的に協力しようとする様子を見ることができました。今回の野外体験実習では,私は5年3組に配属させていただきました。沢登りでは主に15班の児童たちの様子を見させていただきました。15班の児童は,活動の初めのほうでは,個人や仲の良い友人たちとともに歩くことが多く,なかなか班行動をしようとしませんでした。しかしながら,活動の中盤(滝を登る場面)では,早く滝を登った児童が岩の上から他の児童を引っ張るなどして,協力して滝を登る様子が見られました。一方で,団体行動をするのが苦手な児童もおり,ちょっとしたトラブルが起こる場面もありました。また,沢を登ることが楽しかったのか,自分のペースでどんどん先に行ってしまい,他の班員の児童を置いて行ってしまう児童もいました。しかしながら,最終的には児童同士で「まだ登ってない人のおるけん,ちょっっと待っとってよ。」などと声を掛け合いながら無事にゴールまでたどり着くことができました。初め,水に入ることに対して抵抗している児童もいましたが,だんだんと慣れていき,最後には自ら滝に打たれていました。沢登りを終えた児童たちはとても充実感にあふれており,顔つきも活動前と少し変わっていたという印象を受けました。私も児童たちとともに沢登りをすることができて,とても楽しかったです。
次に,キャンドルの集いについて述べたいと思います。キャンドルの集いは,“迎え火の集い”,“レクリエーション”,“送り火の集い”の3部構成になっており,その企画・運営のほとんどを実行委員の児童が行っていました。この活動をとおして,児童たちは友情を深め,奉仕と協力の気持ちをしっかりと培うことができたと思います。
レクリエーションなどで,楽しさのあまり児童の気持ちが高揚して,実行委員の出す指示が通らないときもありました。その時は,先生方が笛を吹いて指示が通るような環境を瞬時に整えておられました。レクリエーションでは,クイズや仲間集めゲームなどを行いました。この活動は友情を深めるには大変効果的であると感じ,実行委員の児童たちの企画・運営力に感心していました。私も,仲間集めゲームの参加させていただきましたが,児童たちが生き生きと仲間と協力してゲームを行う姿を見ることができて良かったです。レクリエーションの最後には大きな円になって合唱をしましたが,大変感動的で私も涙が出そうになりました。
その後の送り火の集いでは,私たち大学生があらかじめつくっておいたビニールテープにキャンドルを並べて,「絆」という文字を作りました。完成した「絆」という文字を見ながら,「ひとりひとりの力は弱いものでも,皆で集まれば大きな力になる」ということを,児童一人ひとりがしっかりとかみしめていたように感じます。
そして,最後に野外炊飯について振り返ります。野外炊飯では,かまど係・はんごう係・カレー係に分かれており,それぞれの係で仕事を行いました。5年3組のどの班にも共通していましたが,それぞれの係で進捗度が異なるため,作業がうまく進まない場面がありました。たとえば,すでにかまどに火を起こしているのに,カレーの材料がまだ切り終えられておらず,ちょっとしたトラブルになる場面がありました。そこで,私は,早く仕事を終えたかまど係の児童に対して「何か手伝ってあげたらいいんじゃない。」と声をかけ,児童自身が今何をすべきかを考えられるような支援を行いました。するとその児童たちはカレー係の児童に対して「手伝うことある。」と質問をしており,自分のできることを探す姿を見ることができました。このほかにも,調理段階や片付けの段階で,児童たちのさまざまな活動の様子を観察させていただきました。
今まで,主に大きな活動に焦点を当てながら振り返りを行ってきましたが,このほかの場面でも,仲間同士で協力する姿が多く見られました。たとえば,レストランにおいて,片付けを行う際にテーブルを拭く人とお茶を汲みに行く人を分けて効率的に片付けを行う班があったり,部屋の中でも「私がシーツば持っていくけん。」と積極的に周りを見て行動する児童がいたりして,とても頼もしいと感じました。
私は,各学校に実習に伺う際に,目標にしていることが1つあります。それは,なるべく早く児童の顔と名前を覚え,しっかりとコミュニケーションをとるということです。児童と信頼関係を築くことは,支援を行う中でも非常に重要になってくると考えます。今回の実習では,5年生全員の名前を記憶することはできませんでしたが,5年3組ほぼ全員の顔と名前を記憶し,(少しの時間になってしまいましたが)全員と話をすることができました。この取り組みは,これからも続けていこうと考えています。
今回の実習は,2日間という短い期間でしたが,活動や児童との関わりと通して多くのことを学ぶことができました。また,児童たちとの距離も少しですが縮まったように感じます。1日目の諫早少年自然の家に向かうバスのなかでは,私自身緊張してしまった部分があり,なかなか児童とコミュニケーションをとることができませんでした。しかしながら,諸活動の中で多くの児童とさまざまな話題について話をすることができたので良かったです。2日目の山里小学校へ向かうバスの中では,児童たちととても楽しく話をさせていただきました。最後の到着式で,大学生からあいさつをさせていただいたときに,「もう子どもたちとお別れなのか。」と思うと,とても寂しい思いがしました。涙をこらえるのに必死で,あまりうまくスピーチをすることができませんでした。2日間という短い時間でしたが,児童たちとしっかりと関わることができて嬉しかったです。この経験は必ずこれからの私の生活の糧になると感じています。児童たちに対しても大変感謝しております。到着式のスピーチでもお話させていただきましたが,児童たちの顔つきは出発式と到着式では結構違っていたように見えました。どの児童の顔も達成感や充実感に満ち溢れていたように思います。決していい思い出ばかりではなかったと思いますが,児童たちは一回りも二回りも成長して山里小学校に帰ってくることができたのではないかと思います。今回,少しではありましたが,児童たちが野外宿泊学習という活動を通して成長していく過程を見させていただき,またその支援をさせていただくことができました。このような大変貴重な機会を設けていただき,感謝しております。
この野外体験実習で,私が多くのことを学ぶことができたのも,今回大変お世話になった教頭先生,小川先生,津田先生,山田先生,野本先生,池田先生をはじめとする山里小学校の諸先生方のおかげです。心から感謝申し上げます。実習中はさまざまな場面でご指導をいただき,とても勉強になりました。今回の野外体験実習で学び,考えたことをこれからの生活や来年の教育実習等に最大限に生かしていきたいと考えています。この度は大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
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