蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

2222さんの記録 2012年10月5日(金)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 野外体験実習(土井首小学校)
実施日 2012年9月27日~2012年9月28日 実施時間 実施回数:2回  実施時間:10時間

活動内容の概要
1日目
・国立諫早青少年自然の家にてオリエンテーション
・昼食
・活動Ⅰ(課題解決ラリー)
・活動Ⅱ(アスレチック)
・夕べのつどい
・夕食
・活動Ⅲ(キャンドルファイヤー)
・入浴
・ふりかえり
・班長会
・就寝

2日目
・起床
・清掃
・朝のつどい
・活動Ⅳ(沢登り)
・昼食
・解散
活動の総括
 今回の野外体験実習では、小学五年生の実態を以前よりは把握できたと思う。現在、学習支援実習で小学三年生を見ているため、全く違うものを想像していた。しかし、二日間をともに過ごしていく中で、小学五年生の様々な面を見ることができた。
 バスに乗車し、前後に子ども達がいる状態で座ったのだが、子ども達より自分の方が初対面ということを意識しすぎていたと感じた。小学五年生を落ち着いていると勝手に思っていたため、話しかけるのに戸惑った。しかし、前に座っていた女の子達がチラチラと後ろを向きながら、自分の方に笑いかけている姿に、そのような感情は消えていった。
 お昼から課題解決ラリーをしたのだが、自分の力不足があらわになったと思った。私はアシッドリバーを担当することになっており、2班ずつ来る子ども達に説明してゲームを開始することになっていた。しかし、説明不足だったりわかりづらかったりして、最初に来た班には特に申し訳なかった。もともとある文章を一通り子どもに伝え、補足として自分なりにわかりやすく説明したつもりだったが、説明の途中で子ども達から質問が出たり、意味がわかっていなかったりしている表情を見ていると、自分自身焦ってしまった。制限時間もあったため、ゲームをスタートしたのだが、多数の子達がゲームの内容を理解できておらず、最終的に先生方に手伝ってもらい、ゲームを開始できた。先生方のゲーム説明や子どもに対する指導を学び、ゲーム説明の回数を重ねるごとにスムーズにできるようになった。
 この課題解決ラリーでは、男女混合の活動班で得点を競うことになっていたため、班ごとに雰囲気も異なると感じた。班長が仕切っている班、男子が先頭切っている班、班員全員が高得点を目指している班、班でまとまって行動していない班、それとは逆に一致団結している班など様々だった。課題解決ラリーでは、班での話し合いに加えて、声かけも重要になってくる。つまり、班員全員で協力しなければゲームをクリアできない。しかし、いくつかの班で目立ったのが、男子と女子の連携が取れていないことだ。どうしても男子が引っ張っていく側に付くのだが、一度の失敗で女子を責めたり、文句を言ったりする場面が多少見られた。そのとき言い返す子も中にはいるが、女子同士で小声で話しているのも見受けられた。そのような状況から、班内でさらに雰囲気が悪くなっていくところももちろんあったが、「みんなで頑張ろう!」と言い合い、協力しているところもあった。しかし、協力してゴールを目指していた班は最終的に時間内にゴールできなかった。そこで文句が出たりするのかと思ったが、次頑張ろうと言い合っており、この一つのゲームで班の結束力が高まったと思った。
 すべてのゲームが終了後、ふりかえりカードを記入し、時間になったら班ごとに集合しておかなければならなかったのだが、時間を過ぎて全員整列が完了した。そのため、課題解決ラリーで班で協力して取った点数から、全班点数を引かれることになってしまった。このとき自分自身も、次の活動の時間確認しっかりしておかなければならないと改めて思った。このようなことがあった後だったため、次のアスレチックではみんなが時間を気にしており、残り15分ほど前から集合場所に戻ろうとしている姿も見られた。先に集合していた子達は、まだ集合していない子達に呼びかけたりする場面が見られ、子ども達の短時間での成長を感じることができた。
 夕食のときは子ども達の方から、声をかけてくれ、子ども達に混ざってご飯を食べた。飲み物でオレンジジュースがあり、ご飯よりもジュースの方に目が行き、ご飯をあまり食べなかったりする場面が多少見られた。また、バイキング形式だったため、野菜を取っている子が少なかったのも感じた。実際、自分が教師になったとき、好き嫌いのある子ども達にどのように給食指導をするのか考えなければならないと思った。
 私がこの実習で最も協力という言葉を実感できたのは、二日目の沢登りだ。沢登りは男女混合の活動班で行動することになっていた。私は3組担当だったため、比較的後ろの方から全体を見ていたのだが、これは課題解決ラリーよりも班がバラバラに行動するのではないかと思った。実際、自分達が児童の立場になって行ったリーダー研修のときでも、大学生でさえ、先に沢を登る人達がいた。そのため、小学五年生ならなおさらそうなるのではないと予想していた。沢登りが始まると、予想通り、男子が先へ先へ進み、気付くと班がバラバラになっているところもあった。しかし、中には後ろにいる女子の方を頻繁に見て気にしている子がいたり、女子から男子に班で行動しなければならないことを言う子もいたりした。また、ある男子の班長が、おそらく早くゴールしたいのだが、班全員で行動するという決まりを守り、イラつきながらもしっかり班をまとめている姿も見受けられた。その子は班員に早くするように言いながらも、危ないところや水深が深いところを苛立ちを隠せないながらも、口調的には強かったが、頼もしいと思った。
 寒かったり班がなかなかまとまらなかったりするなど様々な問題もあったが、ゴールしたときの子ども達の笑顔は達成感に満ち溢れ、本当に輝いていた。一日目の就寝時間も早くはなく、沢登りの当日は早朝に沢の状態を確認し行ったりしてハードだったが、子ども達の笑顔に勝るものはないと改めて実感した。先生達は、野外体験実習当日だけでなく、その前段階で準備や計画を立てておられ、決して大変でないことはなかったと思うが、子ども達の笑顔や喜んでいるのを見ると、教師としての醍醐味などを感じるのかと思った。
 沢登りが終わった後、たった二日間しか一緒にいなかったのだが、多くの子ども達と仲良くなれたと実感できた。最初の方は女子としか話していなかったのだが、昼食時やその後のふりかえりの時には、男子の方からもたくさん話しかけてくれた。多くの子ども達と仲良くなれ嬉しい反面、バス乗車の際やその後の各バス停での解散の際には、子ども達より、自分の方が別れを惜しんでいた。
 今回の野外宿泊学習の目的として、自然に親しむこと、協力することの大切さを学ぶこと、そして自立だった。子ども達はこの二日間でこれらの目的を達成できたと実感はなくとも自然に体感で着たのではないかと思う。実際自分が小学五年生のときにも、今の自分のように学べたという実感があったわけでもないため、活動を通して自然に協力するということを体得できたらよいと思った。私自身、今回の二日間の実習で学んだことももちろんたくさんあるが、それ以上に、自分は本当に教師になりたいのだと改めて実感できた。この実習では指導者としての立場となって参加し、その中で失敗もしたが、教師になるために自分に足りないものを少しだが見つけることもできた。今回学べたことを自分の将来のために少しでも生かしていきたい。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved