蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

AyB74さんの記録 2012年11月8日(木)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外活動実習 実施施設・機関等 野外体験実習(西城山小学校)
実施日 2012年10月25日~2012年10月26日 実施時間 実施回数:2回  実施時間:10時間

活動内容の概要
◎1日目
8:30 出発式
10:30 到着
●入所式・オリエンテーション
11:30 オリエンテーリング
17:00 夕べのつどい
17:15 夕食
19:00 入浴
20:30 キャンドルファイヤー
21:30 1日の振り返り
●就寝準備
22:00 消灯・就寝
22:30 引率者ミーティング
1:30 就寝

◎2日目
6:30 起床・洗面
6:50 清掃・点検
7:30 朝のつどい
7:45 朝食
9:00 野外炊飯
14:00 退所式
14:30 出発
16:00 解散
活動の総括
 今回の野外体験実習では、計画書に述べた目標以外に自分なりにいくつか小さな目標を立てて臨んだ。「子どもたち一人ひとりの良いところを見つける。」、「ヒントを与えて子どもたちが自分たちでできるようにする。」、そして「1日目で仲良くなること、積極的に名前を呼んで話しかけ、触れ合う。」の3つを掲げていた。以下に計画書の目標の項目ごとに述べ、最後にこの小さな目標について述べていきたいと思う。

1、子どもたちが達成感を味わえるような言葉掛けや行動を心掛ける について
 今回の実習にあたり、なるべく子どもたち自身で考えさせることを大事にしたいという気持ちを持っていた。オリエンテーリングをするにあたって、まずは班の団結力を高めてみんなで協力してやる、ということを意識させたいという思いで、班のみんなで円陣を組んで、エイエイオー!の掛け声をすることを提案した。子どもたちは進んでやってくれ、その後も休憩の後には子どもたちから自然と円陣を組みなおそう!というような声が上がっていて、これには私自身本当に嬉しかった。1日目の夜の班長会で、山崎先生がみんなで一つになるために、手をつないだり円陣を組んだりすることは大切なこととおっしゃったとき、まさに自分が常に大切にしていることだったので嬉しかった。これからも大切にしていきたい。また、オリエンテーリングで進む位置や方向については一度も指示することはなく、子どもたちは自力で進んでいた。途中で班の仲が上手くいっていない時があったため、その時は一度班の皆を集めて、「どうしたらいいと思う?○○はこう思うんだね、じゃあ○○はどう?」、「これからの行き先はどこなの?みんなにわかるようにしよう。」などという言葉掛けをした。前にどんどん進んで行く子どももいれば、歩くのが遅い子、様々であったため、スピードが速い時には「はやいよー。」、「ちょっと待って~。」というように子どもと一緒に声をかけるようにした。また、子どもたち一人ひとりにきちんとした役割分担があれば、やる気も倍増するのではないかと考え、時計係の子には「今何時かな?みんなにも伝えてあげようか。」とか、「じゃあ今度は女の子がマップとシートを持とうか、交代しよう!」、「次はどういうルートをいったらいいとかな?○○さんどう思う?」などと子どもたちがその活動に参加しやすいような環境作りをしようと心掛けた。そして、先頭を切りどんどん進んでしまう子には「先頭をいって危ないところをみんなに伝えてくれる!?」というような役割的なものを頼むことで、その子も責任を持って「注意ここ注意―!」という風に大きな声で呼びかけてくれた。喧嘩のようになってしまうこともあったが、子どもたちは本当に優しい子たちばかりで、すぐに助け合って進んでいた。歩くのが遅い女の子は滑りやすく、少し危なかったために一人の男の子に○○ちゃんの前を歩いて、サポートしてくれないかな?という風に頼んだ。その後何度かその子の前に来るのを忘れていたが、すぐに気付いて、「あ、ここを歩くんやった!」といって責任感を持って、その子をサポートし、「大丈夫や?」と気を配ってくれている姿がとても印象的だった。また、一つのポイント地点が見つかったら、ハイタッチをするなど子どもたちをとスキンシップをとることも大切にした。皆で喜びを共有できる方法としても有効だし、何より子どもたちも達成感を味わうことができたのではないかと思う。また、自然にも目を向けてほしいという思いから「沢の水を触ってごらん!本当に冷たくて気持ちがいいよ。」という声掛けを心がけると、子どもたちははしゃいで楽しそうに自然を楽しんでいた。自然にも目を向けて、このオリエンテーリングを楽しんでいるようで、見ていて本当に微笑ましかった。また、○○さん、~が良かったよ!、○○が上手やったね!などと子どもたちの様子を見ていて気付いたいいところ、良い行動・活動を具体的にその子の名前を呼んで話しかけ、子どもたちが充実感を味わえるように心がけた。そして野外炊飯では、子どもたちがやり方を尋ねてきても教えず、「他の班のお友達はどうしてる?」、「自分たちで何かできないか考えてみよう。」、「自然の家の人は何て言ってたのかな?」などと自分たちで解決させるような言葉かけができた。そして一生懸命に汗水たらして班のために頑張ってくれた子どもをみんなの前でたたえて感謝の気持ちを伝えたり、上手くできたらハイタッチをしたりした。そして教頭先生がおっしゃっていた「我慢すること」を体験させるために少し嫌がっても、煙がきついところでカレーを混ぜることを励ましながらやらせたりした。しかし、一方で子どもたちが米を焦がしてしまったとき、それを責める子はいなかったのだが、その失敗したことをみんなで受け止めるためにはどうしたらいいのか?米を美味しくできた分と失敗した分があったらどうすべきなのか?について内田先生から子どもたちに指導があった時、私自身も全くそこに目が行き届いていなかったため、その点を深く反省した。これは普段の給食活動の中でも言えることだ。子どもたちが思いやりの気持ちを常に持つために、教師が目を配ってそれを指摘せねばならない部分が私が気付かないうちにこれまでにも何度かあったのではないかと思う。今後はそういう部分にも目を行き届かせて、子どもたちの様子を見ていきたいと考える。



2、教師としての配慮や行動についての理解を深める について
 今回の実習を通して、先生方の言動から多くのことを学ばせていただいた。特に子どもたちへの愛情表現の仕方、そして叱り方、オンとオフの切り替え方、そして活動運営の裏側などを知り、本当に勉強になった。子どもたちが騒がしくしていたら、厳しく叱り本当に怖い表情を見せるが、子どもたちと一緒に食事をしている時や活動をしているときの子どもたちに向ける笑顔の表情が本当に心温まるもので、子どもたちへの愛がひしひしと伝わってきた。また、1日目の夜のミーティングでは、子どもたち一人ひとりのことを良く見ておられるということがわかった。宿泊学習の運営で大変な中でも、子どもたち一人ひとりの様子をよく見ていらっしゃるなということを強く感じた。子どもたちの小さな変化も見逃さず、「~は~していたね。」というように子どもたちのことを理解されており、本当に素晴らしいという気持ちでいっぱいだった。叱るときはしっかり叱る、ほめる時にはしっかりほめる、一緒に楽しむときには楽しむ、真剣にやるときは真剣にやる、こうしたオンとオフがしっかりとできる教師を目指したいと思った。また、子どもとのスキンシップの大切さも同時に学んだ。特に教頭先生が子どもたちとスキンシップをとっておられる姿をよく見かけ、その時の子どもたちの表情がとても笑顔で嬉しそうだった。こんな表情初めて見たな、と思う子どももいた。そして何より先生方の連携が本当に素晴らしいと感じた。先生方同士の信頼関係、先生と子どもたちとの間の信頼関係、両方が成立して初めて子どもたちは大きく成長することができるのだと感じた。自分が受け持つクラス以外の子どもたちについても良く知っておられる先生方の姿を見て、私も多くの子どもたちと関わり、その子自身をよく知っている先生になりたいと感じた。本当に先生方の言動からはたくさん学ぶことがあった。


3、子どもたちの安全と健康の確保に努める について
 オリエンテーリングでは、危険な道のりが最初からあってとても心配だったが、少し危なっかしい子どもには、得意な子どもたちにサポートしてもらえるように頼んだり、危なくなった時の手の握り方などを伝えることができた。子どもたちは危ない所では手を取り合い、自分たちできちんと安全に進めていた。先頭を行く男子が女子に「大丈夫か?」という声もよく聞こえていた。また、野外炊飯では活動場所での危ないポイントのチェックリストを持参して事前に確認し、子どもたちの安全確保に努めた。特に薪を割る斧や火が危なかったため、そこに気を配って見るようにした。

 全体を通して、子どもたちの名前もほとんど全員覚えることができたし、なるべく名前をつけて話すようにすることができた。目標通り、1日目には子どもたちとすっかり仲良くなることができた。これも事前に学校の方で顔合わせをさせて頂いたおかげだと思っている。子どもたちは自分の名前を覚えてもらうことが、とても嬉しい様子だった。私も子どもたちから「先生」と親しみを込めて呼んでもらい、本当に嬉しかった。一人ひとりに必ず良い所があり、本当に皆個性豊かで楽しい2日間だった。そして活動の中で、子どもたちが上手くいった時はハイタッチをするよう心がけ、子どもたちと一緒に喜びを共有できるような工夫ができて良かった。最近私は、理想の教師像として「隙があるのに見逃さない先生」を掲げている。今回はまだ学生という身分であったために、子どもたちは先生方に接するような態度は私たちに対してはそんなにとらなかったし、自分自身もまだ先生という意識が低い所があったように感じる。一緒に楽しむだけでは子どもたちと同じになってしまう。しかし今回はだからこそ、子どもたちが親しみを持って、話しかけてくれたり一緒に遊んでくれたりした部分もあり、子どもたちが私の中に入ってきやすいような雰囲気はあったのかなと思うが、まだまだ私には隙しかないような気がする。今後は隙だけでなく、子どもたちの色々な変化にすぐに気づくことのできる、そんな見逃さない先生を目指して日々精進していきたいと思う。

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