蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

Br77pさんの記録 2012年10月5日(金)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 野外体験実習(土井首小学校)
実施日 2012年9月27日~2012年9月28日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:10時間

活動内容の概要
1日目
・オリエンテーション
・昼食
・活動Ⅰ(課題解決ラリー)
・活動Ⅱ(アスレチック)
・夕べのつどい
・夕食
・活動Ⅲ(キャンドルファイヤー)
・入浴
・ふりかえり
・班長会議

2日目
・朝のつどい
・朝食
・活動Ⅳ(沢登り)
・昼食
・退所式
活動の総括
 今回の野外体験実習では、大きく4つの目標を定めて行った。それは、「コミュニケ―ションを積極的にとる。」「児童が学ぶことができるような働きかけ、声かけを行う。」「児童の様子をよく見て、適切な対応を行う。」「先生方の児童に対する指導を見て学ぶ。」の4つである。宿泊学習は、児童にとって普段の学校生活では学ぶことのできないことを学ぶ貴重な機会であると考える。学校生活以外の時間を一緒に過ごすことで児童の協調性は高まり、親と離れて過ごすことで自立心を養うことができるのではないかと思う。そのような宿泊学習を行う場合、教師には多くのことが求められることを知った。まず、安全の確認である。児童が活動をするにあたって、安全に活動を行うことができるかを確認しなくてはならない。もし、けがをした場合でもどのように対応するかを話し合い教師同士で確認しておく必要がある。次に、活動に必要なものの準備である。使用する物の準備だけでなく、場所の確保や、施設の職員との確認も必要とされる。他にも多くのことが教師には必要とされるのだと感じた。教師は児童に対して指導や声掛けを行うだけではないということを改めて知ることができた。また、教師同士の連携もとても重要であることを知った。

1.コミュニケーションを積極的にとる。
 土井首小学校の児童と会うのは今回が初めてである。そのため、充実した実習にするためにも積極的にコミュニケーションをとっていくことはとても重要なことだったのではないかと思う。しかし、土井首小学校の児童は意識して話しかけずとも、児童側から積極的に話しかけてきてくれた。そのため、全員とまではいかなかったが、多くの児童の名前を覚えることができた。児童側から積極的に話しかけてこなかった児童に対しては、意識して話しかけるように心がけた。自ら話しかけてこない児童もこちらから話しかければ笑顔で答えてくれる児童がほとんどであった。
 先生方の様子を見ていると、先生方も児童と多くコミュニケーションをとっておられると感じた。児童から先生に話しかけるばかりではなく、先生方から生徒に話しかける機会が多くみられ、児童も声をかけられるたびに嬉しそうにしており、先生方の児童に対するコミュニケーション能力が高いことを実感した。

2.児童が学ぶことができるような働きかけ、声かけを行う。
 野外体験実習の中では、主な活動として課題解決ラリーとアスレチック、沢登りがあった。課題解決ラリーではオールオンザボードというゲームを担当し、児童にルールを説明したり、時間を計り、得点をつけたりした。児童はゲームを行う中で、児童同士で話し合い、工夫をこらし、課題を解決していた。このゲームは2チーム同時に行うため1チームが早く来てしまった場合には、遅れているチームを待っていなければならなかった。2チームがそろってくることはほとんどなく、児童は早くゲームを始めたい気持ちもあり、待っている間に好きなことをし始め、走りまわる児童もいた。その時に土井首小学校の先生は児童をきちんと注意してゲームとは別の課題を与えた。そうすることで、班がバラバラになり好き勝手な行動をすることを防ぐことができた。注意をするだけではいけないことを知った。児童にやってほしい行動を考え、提案したり、その行動を促すような声掛けを行うことで、注意も効果的にできるのだということを知った。
 アスレチックでは、丸太橋を担当し、児童の様子を見ていた。課題解決ラリーを一生懸命取り組み、疲れているにも関わらず、アスレチックも児童全員が一生懸命取り組むことができていた。丸太橋も挑戦した全員の児童が怖がることなく渡ることができていた。この時も積極的に声掛けを行い、児童が楽しく活動できるように心がけた。
 沢登りでは最初児童のほとんどが歩くことを嫌がり、行くことを嫌そうにしていた。1度だけ経験している沢登りの楽しさを児童に話すことで、児童の興味を引き出すことができるのではないかと考え、児童に話しながら歩いた。それでも、児童は歩くのがきつそうで、児童の興味をひきだすことは難しいと感じた。歩くことは嫌がっていた児童であったが、沢につくと今まで文句を言っていたのが嘘のように沢登りを楽しんでいた。私は主に5年2組の3、4班を見ていたが、最初は班でまとまって進む班はなかった。どんなに私が大きな声で注意しても全く聞いてくれなかった児童が、担任の先生に1回注意されると、すぐに班に戻ってくる姿を見て、担任の先生はすごいと思った。沢がどんどんけわしくなり、女子に登ることが難しくなると、班の中で協力する姿も少しずつ見ることができた。沢登りでは児童がけがをする危険が多くある。そのため、教師が児童全体を見て注意をはらうことがとても重要になってくるということを学んだ。そして、それを実際に行うことはとても難しいことだということも学んだ。沢登りでは、児童に対して注意することに精一杯で、協調性を高めたり、学びを促すような声掛けはほとんどできていなかったことが反省点である。
 児童に対して学ぶことができるような働きかけ、声かけを行うためには、教師が余裕を持つことが必要だということを、活動を通し、先生方を見ていく中で学ぶことができた。

3.児童の様子をよく見て、適切な対応を行う
 まず、教師はその場で適切な対応をとるだけではなく、トラブルを防ぐためにも、事前に児童に対して注意や説明を行うことが大切だということを知った。トラブルが起こってから、適切な対応を行うのでは遅いことが分かった。あらゆる場合のことを推測し、トラブルが起こった場合にも対応できる環境を作っておく必要があると学んだ。この場合にも、教師間の連携が必要とされるため、教師は事前に怪我などのトラブルが起こった場合にどのような対応をとるのか確認しておく必要があることを知った。事前にきちんと考え、確認を行っておくことにより、トラブルが起こった場合でもより適切な対応を行うことができるのであると知った。
 また、事前に考えていたとしても、児童の様子をよく観察し、様子しだいでは柔軟に対応していかなければならないことも、先生方の動きを見て感じたことの1つである。前もって、予定をたてていても、予定通りにいかないことはよくあることであり、そのたびに教師は適切な判断、対応を行い、児童に指示していかなければならない。現在の私には適切な判断、対応を行う能力が身についていない。これから、意識して身に付けていかなければならないと感じた。

4.先生方の児童に対する指導を見て学ぶ。
 土井首小学校の先生方の動きを見て、学ぶことが多くあった。児童に対する指導だけでなく、先生間の会話や打ち合わせを聞く中でも、多くのことを学ぶことができたと考える。
 まず、児童に対する指導に関して感じたことは、楽しい雰囲気を作るべき時には、楽しい雰囲気を作り、きちんとしなければいけない時には、緊張感のある雰囲気を、児童に対する声掛けによって作られていたように感じた。児童に対して効果的な声掛けの仕方を学ぶことができたように思う。私も、これから身に付けていかなければならないと感じた。
 次に、先生同士の会話や打ち合わせの中では、細かいところまで、きちんと確認されていた。その場で変更があった場合にも、その場できちんと先生同士で確認を行って決定されていた。その場で決まったことでも、簡潔に分かりやすく児童伝えられており、先生の対応力の高さを感じることができたように思う。

 今回の実習の中で、宿泊学習で教師がどのような動きをしているのかを知るとともに、教師にはとても体力がいるということを、身をもって感じることができた。また、児童全体を見て、適切な判断をする高い能力も必要だということを知った。私が身につけなければならない能力を、今回の実習を通して具体的にすることができたのではないかと思う。
 教師という仕事の大変さや、求められる能力の高さを知るとともに、教師になりたいという気持ちを高めることもでき、充実した実習になったと感じる。普段の生活や大学の講義では決して学ぶことのできない貴重な学習をすることができた。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved