蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

aykさんの記録 2012年12月3日(月)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 野外体験実習(城山小学校)
実施日 2012年10月24日~2012年10月25日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:10時間

活動内容の概要
・入所式
・オリエンテーション
・アイスブレイク・グルーピング
(手をたたいた数のグループに分かれる、言うこと一緒やること逆ゲーム、じゃんけん)
・イニシアティブゲーム
(スパイダーネット、アシッドリバー、パイプライン、フープリレー、チェンジアップ、ワープスピード、フープ知恵の輪、ローエレクトリックフェンス)
・野外炊飯
(カレー、サラダ)
・朝の集い
・清掃
・野外炊飯
(肉野菜炒め、ごはん)
・退所式
活動の総括
今回の野外体験実習は、毎週学習支援実習で行っている城山小学校5年生の野外体験学習に参加することができた。なので、クラスの子どもたちの顔と名前や性格などはある程度把握した上で参加するとこができた。子どもたちとは週に一回とはいえ、結構な交流を深めてきていたつもりでいた。しかし、今回の野外体験学習では子どもたちの今まで知らなかった一面を知ることができた上に、子どもたちとの距離をより一層深めることが出来たようにかんじた。
この実習を通して主に四つのことを学ぶことができた。
一つ目は子どもを知るということだ。先述したように、子どもたちの知らなかった一面は随所でたくさん見られた。特にイニシアティブゲームと野外炊飯では子どもたちの実態と成長を目の当たりにすることができた。今まで大人しそうで自分の意見を言うようなところを見たことがなかった子は、実は非常に短気な一面を持ち合わせていたり、みんなから愛されているキャラクターだと私が感じていた子は、実はとても自分に自信がなかったり、いつも落ち着きのないような子はいつもお母さんの手伝いをしていて料理がとても上手で、みんなが気付かない仕事に気付き、みんなの影でさっとできたり、また、大人びていると感じていた子は実は決断力がなく、甘えたがりであったりと、様々な一面に気づくことができた。子どもたちの違う一面を知ると、様々な行いに理由がみえたりしてくるものである。一面だけで捉え、接することで、子どもたちは教師に対して理不尽さを感じることもあるであろう。教師として子どもに接するとき、ありのままのその子を見て、受け入れることが必要だと感じていても、どうしてもその子に対する固定観念をもって接してしまうものであると思う。しかし、その固定観念でその子を決めてしまうのではなく、たくさん子どもたちと接し、観察していく中で子どもたちのことを知ることで、その子どもが本当に必要としている支援や指導が出来るのだと感じた。それは、個人個人だけではなく、その集団としてのクラスでもいえることだろう。まずは知ろうとすることが大切なのであろう。
二つ目は、正しいことと間違っていることを毅然とした態度と絶対的な基準をもって平等に指導するということだ。私は教育実習生という立場もあるが、子どもたちと馴れ合いのようになりがちで厳しく指導出来ない。しかし、やはり危ないことや人を傷つけるようなことは絶対的にいけないことであり、指導しなければならない。しかし、子どもたちにむやみに叱責したところで解決することでもない。先生とお話する中で心に残ったことは、このいけないことの基準を子どもたちに決めさせるということだ。最初に子どもたちに学級で決めさせ、クラス目標とともに大きく掲示するのだ。例えばある子どもが誰かに悪口を言ったとする。しかし、これは自分たちで決めたルールに反するものだ。教師は子どもの行いを単にいけないこととして叱るのではなく、自分たちで決めたルールに反するものだと言って指摘するのだ。このことはむやみやたらに叱るよりもはるかに子どもたちの心に響くであろう。
三つ目は気づきを大切にするということだ。事前打ち合わせの際に教えて頂いたことではあるが、体験学習は体験を体験だけで終わらせず、学習に高めるためにふりかえる、すなわち、活動の過程で何が起こったのかを整理することを促し、自分の知恵として獲得するのを確かめ、次への意欲を引き出す活動を行うことでより大きな意味を持つことができる学習である。つまり、体験学習において大切なのは知識の伝達ではなく気づきであり、学ぶ過程なのだ。今回の城山小学校のプログラムはこのことを非常に意識したプログラムであった。自然の中へ行くけれどあえて登山などの自然体験をせず、二回の野外炊飯を行い、自力で数の制限のあるマッチ棒で火おこしをした。教師は危険と思われること以外は手を出さずに、子どもたちが失敗して協力して考える過程を見守った。このような活動を通して子どもたちは仲間とのつながりをつよくし、大きな学びと感動を得たであろう。
このことに伴って学んだ四つ目のことは見守る、待つことの大切さである。子どもが気づきを得る上で、教師は教える者ではなく共に学ぶものである。徹底して待ち、気づかせることで子どもたちは主体性や学びを得ることができるのだ。待つこ待つことは簡単なようで非常に苦しいものであった。正直なところ、私は始め子どもたちが火を起こすのにあんなにも長い時間がかかるとは思ってもいなかった。しかし実際、子どもたちは本当に長い時間をかけお腹がすくなか苦しみ、涙を流しながら火おこしを頑張っていた。教えてしまえば五分もかからないで出来ることを待って待つことがいかに大変で苦しいことか思い知った。けれど、自分たちの力だけで達成し、作り上げたご飯は子どもたちにとって格別なもので、その体験自体が大きな財産になるだろう。実際に、成功した時の子どもたちの目の輝きと笑顔はとても素敵で印象的であった。

←戻る

トップページへ戻る

ID:
パスワード:

ガイド
ファイルダウンロード
  • 現在登録されておりません。
 一覧を見る
リンク

長崎大学教育学部教育実践総合研究棟事務室 〒852-8521 長崎市文教町1-14 TEL 095-819-2291 FAX 095-819-2292
Copyright© 2005 Faculty of Education,Nagasaki University.All Rights Reserved