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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援 |
実施施設・機関等 時津町立 時津東小学校 |
| 実施日 2013年5月2日~2013年10月27日 |
実施時間 実施回数:9回 実施時間:46.5時間 |
活動内容の概要
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・クラスでの学習補助,給食指導
・学校図書館における配架活動
・行事の補助 |
活動の総括
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約半年の学習支援実習を時津東小学校でさせていただきました。学校は児童,教師,地域の方々,保護者,ボランティア等様々な立場の人で構成されていますが,その一人ひとりが自分とは違う何か,その人にしかない何かをもっていることに気づかされたことがこの学習支援実習における私の一番の学びです。まず児童,次に先生方,そして地域の方々,保護者の方々,ボランティアの方々と関わったことについてを改めて考えることで学習支援実習の報告とさせていただきます。
ある学級の図工の時間の補助をした際,授業とは関係のないことをしている児童がいました。みんなと違うことをするのがよくないことであると思い,後に担任の先生にそのことについて質問をさせていただくと「逃げ道を作らなければきつい思いをする子どももいる」と,先生はおっしゃいました。その言葉は,児童を一人の人間として見て,理解しようとされていなければ発せられるものではないのではないかと思います。来年度から幼稚園教師として幼児と関わる時に,私は,自分が想定したゴールと,それぞれの幼児に見合ったゴール,どちらを幼児に課したいかを考えました。初めからひとりひとりをよく理解することは難しいかもしれません。しかしそれでも私は,幼児ひとりひとりが持つものを大切にしたいと思える教師でありたいと思います。また学校図書館での配架活動においても,児童それぞれの読書に対する考え方を尊重しなければならないということを感じました。私は,読書によって考え方が広がること,自分を救う言葉や文に出会うことにその魅力を感じています。しかし児童が学校図書館で本を選ぶ姿を見ていると,読書に対する考えとは人それぞれで違うことを知りました。楽しい本が好きな児童もいれば,歴史系を好む児童もおり,自分とは違う読書観をもつ児童にたくさん出会いました。そのどれも,児童にとっては読書に対する肯定的な気持ちであることに気付かされ,読書に対して感じることは違っても,生涯本を好きだと思えるように支援することが,学校図書司書,司書教諭の大切な役割であると考えました。
これまでの学習支援実習において,補助とはいえど児童に何かを教えるという立場にあることから,子どもに○○しなければならないという考えが私の頭の中を占めていたと思います。そうではなく,児童一人一人が今どのような状況にいて自分はそれに対して何ができるのかを考えていくことが,今後教師となるにあたって私が磨いていかなくてはならない力だと感じました。
多くの学年,クラスに関わらせていただいたことにより,たくさんの先生方の教育観に触れる機会がありました。先生方それぞれが信念をもって授業をしたり児童と関わったりされている姿を拝見し,関わった先生みなさんから自分には無かった視点,自分が目指したいと思う学級像,子ども達との関わり方など,多くの事を感じ学ばせて頂きました。と同時に,教師は多種多様であってよいのだと感じることができました。このことは私にとって,とても励みとなる気付きです。一人ひとり教育観が違うことを四年間の大学生活の中で幾度となく感じてきましたが,その度に自分の考えは間違っているのではないか,他の意見の方がどこか立派にみえると思っていました。しかし時津東小学校の先生方と関わっていくうちに,他の意見を受けることと同じ位か,私にとってはそれ以上に自分の信念についてもっと考え,自信をもつことが必要だと思いました。先程,「○○しなければならないと考えるのではなく,児童の状態からどうすればよいか考えたい」と述べましたが,その根底には自分の信念や思いがなければ「児童に合わせるしかない」教師になってしまうのではないかと思います。そう考えた時,私は来年度から自信をもって幼児に何かを教え,伝えていくことができるのかと不安を覚えます。自分が子ども達に伝えていきたいことは何か,なぜ自分はそれが大事だと思うのか,教師となるまでにじっくりと考えていきたいです。
最後に,地域の方々,保護者の方々に関わる機会を設けていただいたことにより,学校という場が孤立しているものではないということに改めて気付かされました。教師と教師,教師と児童という関わりで過ごす日々の学校生活の中で,はこべら祭りのような学校と地域と家庭の三者どれもが,表現の仕方に問題があるかもしれませんが,優位にたたないような取り組みには初めて出会いました。はこべら祭りでは,三者がお互いに「(参加していただいて/開催してくれて/お呼びいただいて)ありがとうございます」という思いをもっておられたのではないかと感じました。児童も,そのお祭りという雰囲気もあるとは思いますが,さまざまな催し物や屋台,遊びにおいて楽しそうな顔を浮かべていました。それも,児童を取り巻く大人の方々がはこべら祭りを楽しんでいる姿を感じたからではないかと思います。地域と家庭の連携について,どこか「しなければならない」という考えをももっていましたが,人と人との関わりとして,まずは教師がそれを楽しむことが児童にとって一番の動機づけになるのではないかと感じました。そのためにも,「地域の人」「保護者」とカテゴリーに分けるのではなく,「○○さん」「△△さん」というように一人ひとりの人として関わっていくことを大切にしたいと考えます。
時津東小学校で実習をさせていただき,教師という職業に改めて大きな魅力を感じました。この実習において感じ,考えたことを現場にたった時にも活かしていけるよう心に留めていたいと思います。 |
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