蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

u62nさんの記録 2013年11月4日(月)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島実習 実施施設・機関等 新上五島町立 浜ノ浦小学校
実施日 2013年10月19日~2013年10月29日 実施時間 実施回数:9回  実施時間:67時間

活動内容の概要
○例大祭及びそれに係る演芸会・直会
○講話(校長先生、円福寺住職:末永正道氏、ダイビングショップ経営:今田哲也・奈津美ご夫妻)
○道土井やぎ公園でのふれあい体験(吉村三治氏)
○郷土料理体験(上五島町漁業協同組合)
○ボランティア作業(除草作業)
○つり体験
○PTA主催親子レクリエーション(グラウンドゴルフ)
○懇親会

○集団登校引率
○授業参観・補助
○実践授業
○清掃活動補助
○浜っ子ふれあいデー(学習発表会)
活動の総括
 今回、新上五島町立浜ノ浦小学校で9日間の離島実習を行った。14名もの実習生を迎え入れてくださった浜ノ浦小学校の教職員、児童、地域の方々に心からお礼を申し上げたい。
 この実習に臨むにあたって、私は二つの目標を立てた。それに基づきながら振り返りを行う。
 一つは子どもとの関わり方を学ぶということだ。浜ノ浦小学校は全校児童21名の小規模校である。完全複式で学級編成がされており、私は5年生3人と6年生4人の計7人と一週間を過ごした。少人数ということもあり、7人の児童とは十分な時間をかけてふれあうことができた。学習指導では個別指導を十分に行えるため、学力が極端に低い児童が出現しない。その一方で、競争心が生まれにくい環境であるため、学力が全国的に上位に位置する児童も現れづらいという。今回は算数指導でその実際に触れることができた。教科書の練習問題といった程度なら全ての児童が解くことができていたが、プリントの発展問題となると正答率が著しく低下した。今回はそこでの机間指導を行ったが、説明を受けると児童たちは問題を解くことができていた。もともとの能力は持ち合わせているが、それを利用して問題に取り組むことができないというのは非常に悔やまれる。教師が児童に直接指導を行えるのは単式授業の半分であるという複式教育の難しさを痛感した。生活指導では、児童の中に「親しき仲にも礼儀あり」の精神が根付いているように感じた。長年、児童たちは同じ面々で過ごしてきているが、そこに甘えは無く、互いを尊重しながら毎日の生活を送っているように思えた。しかし、そうした中でも児童の言動には指導を要するものもあった。とりわけ、集団に対して担任の先生から指導を受けることが多くあったように思える。下級生も顔なじみとはいえ、校内ではリーダーの姿を見せるのが高学年の務めである。個人どうしのつながりが強く、恵まれた学校生活ではあるが、その中でも時として厳しく指導する担任の先生から教師としてあるべき姿を学ぶことができた。一週間という短期間だったが、自分の体験と担任の先生の姿から学ぶことが多くあった。
 二つ目は学校と地域のつながりについて学ぶという目標だ。ここ浜ノ浦小学校は離島実習を7年間も受け入れてくださっており、長崎大学と長く深い交流を続けている。今回の実習中も地域の方々のご厚意で様々な体験をすることができた。私自身、それらの体験を目一杯楽しんだが、それと同時に子どもたちの学びにつなげることが可能な要素にも着目することができた。しかし今回の体験した活動は、校内の教職員のみでは実行に移すことが難しいものばかりである。まずは教職員が積極的に地域に出向き、浜ノ浦小学校のような「開かれた学校」を作っていかなければならないと感じた。また、この地域には地域全体で子どもを育てていこうとする気概が見られた。我が子でなくても名前を覚えており、ときには子どもを叱る地域の方々を見て、「子どもは地域の宝」という言葉の重みを感じることができた。校長先生の講話にあった、「学校と地域が互いを大切にする。」という言葉は、少子高齢化が進む長崎で教師になる自分の胸に深く響いた。
 今回の離島実習では自分の想像以上に多くの学びと出会いがあった。上五島の人と自然の魅力を再認識できたことと大学の仲間が楽しんで上五島を楽しんでくれたことも自分の実習の成果の一つだと感じている。大学卒業を前にこのような機会を頂いたことを本当に幸せに思う。これから教師として様々な地で生活を送ることになるが、今回の実習の学びを生かし、学校・家庭・地域の三者連携協力がとれた教育活動を推進していきたいと強く考えている。そして自分の出身でもあるここ上五島に戻って教壇に立ち、この実習で頂いた恩を地域に還元していきたい。

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