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蓄積型体験学習詳細
| Bn1fpさんの記録 |
2013年11月14日(木) |
| 体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島実習 |
実施施設・機関等 新上五島町立 今里小学校 |
| 実施日 2013年10月7日~2013年10月11日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:48.5時間 |
活動内容の概要
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2013.10.7(月)
全校朝会
自学年交流
授業参観
給食・昼休み
芳寿荘訪問準備(縦割り班活動)
芳寿荘訪問出し物練習
授業打ち合わせ
2013.10.8(火)
※台風接近のため臨時休業
教材研究
芳寿荘訪問出し物練習
授業打ち合わせ
先生方とバレー練習
2013.10.9(水)
上五島探訪
授業参観
教材研究
給食・昼休み
芳寿荘訪問
2013.10.10(木)
集団登校引率
魚釣り体験
授業参観
給食・昼休み
自学年交流
教材研究・授業打ち合わせ
2013.10.11(金)
自学年交流
実習生授業参観
授業実践(5・6年生、社会)
給食・昼休み
お別れ式
授業参観 |
活動の総括
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今回の離島実習は、新上五島町立今里小学校で行わせていただいた。今里小学校は児童数34人の小規模校であり、全学年複式学級となっている。今里小学校では、縦割り班活動が盛んに行われており、異学年間の交流が積極的に図られていた。3日目に行われた芳寿荘訪問も縦割り班による活動であり、日ごろから縦割り班清掃などを行っていた。このように縦割り班により活動が盛んに行われることは、小規模校ならではではないかと実感した。実際に縦割り班活動では、上級生が下級生をリードする姿が見受けられ、また下級生は自分自身の将来の理想像をもつことができるのではないかと感じた。
今里小学校は複式学級ということで、国語や算数、社会、理科等の教科では1人の教師が2つの学年に同時に授業をする形で行われていた。今回は私自身、複式学級で授業実践をするということで、複式学級における授業の方法を細かく教えていただいた。先生方は「ずらし」と「わたり」という方法を的確に使い、効率的に授業を行っていらっしゃった。やはり、複式の授業では、1学年にかけることができる時間は通常の半分になるので、児童に何を伝えたいのかということを明確にしたうえで、厳選した内容で授業が行われていた。私は実際に5,6年生の社会科の授業をさせていただいた。そこでは自分自身が持っている知識の中から、一番伝えたいことを明確にし、厳選して伝えることができたことは評価していただいた。しかし、まだすべての小学5,6年生にとって分かりやすい授業という面では、反省すべき点が多々あった。この面では、自分自身の専門の地理分野(5年生)の教材研究と、専門外の歴史分野(6年生)の教材研究の深さに差があり、そのため、特に6年生では全員が分かる授業としては課題が多かったと反省している。しかし、初めての小学校での授業、複式での授業実践を経験できたことは、これからの教師になる上で、貴重な経験となった。
また、離島実習を通して、学校と地域、家庭が密接に連携していることを実感した。実習中に魚釣り体験をさせていただいたときには、自然と地域の方が集まってきて、校長先生とお話をされていたり、また私たちに魚釣りの仕方を教えていただいたりもした。また、学校近くの水産業者の方が生け簀で魚釣りをさせて下さったり、今回は台風の影響で中止となったが、予定されていた魚裁き体験も近くの水産業者の協力があってのものであり、老人会とのグランドゴルフでの交流もその一つである。これらのことから、日頃からの学校と地域の結びつきの強さが想像できた。また学校も細かなことでも、地域の方々へ声掛けを行う場面が度々見られた。学校と地域が連携して教育に当たっていることを実際に目の前で見て体験することができたことは貴重な学びであった。また、家庭と学校の結びつきも見ることができた。今里小学校は毎朝毎夕、集団登下校を行っている。実習中は天候が崩れることが多く、この場合は朝の集団登校は中止となる。その際は、早朝に学校から各家庭に連絡が行き、集団登校の中止が伝えられるシステムになっている。これは児童の送迎等に配慮してのことであるが、判断を家庭に任せるのではなく集団登校の中止を学校側が決め、各家庭に連絡することで、児童の登校を学校と家庭の両者で支援するという体制を確立できているのではないかと考えている。そして、児童の送迎等で来校された保護者の方とも、教師が顔を合わせ、様々な情報の交換・共有を行っている光景を何度も見ることができ、学校と家庭の連携の強さを実感することができた。
今回の離島実習では、離島のすばらしい自然、人々のつながりの強さを学ぶことができた。そして、少人数の小さな学校で、教師と一人ひとりの児童が深く関わり学校生活を送る姿がとても印象的だった。これらのことが、離島だからこそできる教育ではないかと考えている。このような環境の中で学び、成長していく子どもたちは本当に素直で思いやりがあり、礼儀正しいということを感じた。しかし、先生方もおっしゃっていたが、幼少期から人間関係に変化がない子どもたちが多く、競争意識が芽生えにくいため、「自分はこういう人間だ」と自分自身の殻を破ることが苦手な子どもが多い。実習の初めに、担当の先生から「子どもたちに何か影響を与えて欲しい」と言っていただいた。今回の実習では、自分自身の体験を話すことしかできなかったが、この実習を機に離島での教育の視点やポイントの一つを見つけることができたことは、大きな収穫だったと思う。今回の経験を今後の教職生活にいかしていきたい。
離島実習で、私たちを温かく迎えていただき、ご指導していただいた今里小学校の先生方には本当に感謝しています。ありがとうございました。 |
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