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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 その他の実習 |
活動の名称 晴海台小学校 宿泊学習 |
実施施設・機関等 野外体験実習(晴海台小学校) |
| 実施日 2013年10月4日~2013年10月5日 |
実施時間 実施回数:1回 実施時間:10時間 |
活動内容の概要
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1日目
9:00 出発式
10:00 入所式・オリエンテーション
11:00 ひよしんテーリング(竹箸づくりを含む)
12:00 昼食(弁当)
16:30 弁当箱洗い・自由時間
17:30 夕食
18:00 夜の打ち合わせ(反会議、係などの打ち合わせ)
19:00 ナイトファンタジー(キャンドルナイト、シャッフルボール)
21:00 入浴・反省会(班長からの連絡、就寝準備、しおり記入)
22:30 消灯・就寝
2日
6:30 起床・洗面・整理
7:00 朝の集い
7:50 朝食・荷物整理・自由時間
8:45 部屋のチェック・清掃整理の再確認
9:00~10:30 火おこし体験
10:30 野外炊爨(カレー作り)
14:00 反省会・退所式
15:20 到着式 |
活動の総括
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今回の実習では、先に立てた実習時の視点から野外体験学習に臨んだ。
まずリスクマネジメントについてであるが、実習を通して、野外体験学習には学校では取り扱うことが少ない刃物や火気を用いた活動や、舗装されていない山道をグループで歩き回るという活動がある。つまり、普段の学校にはない環境の中で、子どもたちが安全に、かつ伸び伸びと活動できるように、安全管理はたいへん重要な教師の役割であることが分かった。
また、熱のある子への対応や、けがをしている子が最大限に活動できるように配慮することも必要であることが分かった。このように、さまざまな点で配慮することが必要であるこの学習において、事前の念入りな準備、打ち合わせが重要であると感じた。不測の事態を招かないよう、前もって引率する教師同士の情報共有や、施設の方との打ち合わせ、また活動するフィールドの下見を行っておかなければならないと分かった。
次に、野外宿泊学習の意義についてであるが、この学習は子どもたちにとって初めての体験が多く、「学習」のための時間であるというはっきりとした意識はなかなか持ちにくい部分がある。そこで、楽しみながら過ごすと同時に、この時間が「学ぶ」時間であるということを忘れないようにしなければならない。通常の授業は、子どもたちにとって黒板や教科書が学ぶ対象であるのに対し、今回のような野外体験にはこれといったテキストやノートがない状況であった。ここで、子どもたち自身がどのように学んでいくのかを見ることができた。初めて体験する物事に対してのドキドキやワクワク、発見、疑問、さらに仲間と協力しあうことが解決の糸口となることなど、自身の体験や実感を通しての学びが、一泊二日の間にたくさん詰め込まれていることが分かった。
このような学びは、小学校の教室で、教科書や黒板を使って教えることが難しい。自分の五感をもって体験することこそが、実感を伴った学びにつながることが分かった。つまりここに、野外体験学習の意義とは何かという疑問の答えの一つを見出すことができた。
三つ目に、子どもたちの様子についてであるが、実際に子どもたちの様子をみていると、やはり初めてのお泊まりということでワクワクする気持ち、楽しみな気持ちが大きく、そわそわとして落ち着かない様子が見られた。そこで一度、この野外学習が「集団生活」である意識をもつように気を引き締める必要があると感じた。
また、活動には真剣に取り組む様子が見られたが、最初のほうは班で行動するという点でのまとまりがあまりない様子も見られた。しかし、協力することを要するゲームやオリエンテーションや集団での生活の中で、協力することの大切さや、自分の主張を抑えることの必要性を実感した様子がうかがえた。このことから、この活動は、五感を通して学ぶことのできるものであると分かった。
この学びは、二日目の火おこしや野外炊爨にも反映されていた。野外学習は、個人それぞれの個性を生かしつつ、集団としての自己の心のコントロールを学ぶ機会となることが分かった。
そして最後に、教師としての働きかけについてであるが、今回の実習を通して、普段の学校生活の中での教師の位置づけと、このような野外での学習における教師の位置づけは異なっていることが分かった。その点で、どこまで介入していいのか、どのような言葉かけをするのがよいかについて悩んだ。
学校生活では教科書、黒板を通して教師対子どもたちという学びの構図が主軸にあると考えられる。しかし、野外学習ではこの構図があまり成立しない。子どもたちが野外の環境の中で、自分の目で見たことや耳で聞いたこと、心で感じたことが学びにつながることもあれば、子どもたちが子どもたち同士で教えあって学ぶことのほうが多いように思われた。
この状況から、教師として子供たちの自発的な学びをサポートするために、命の安全にかかわること以外はおもに見守ることが大切であると感じた。また、子供たちの実態に合わせた働きかけをすることも必要であることが分かった。
さらに、子どもたちの興味、関心や視野を広げ、深めるために、教師自身の知識の幅を増やすことも必要であると感じた。道端に生えている植物の名前や、虫などの生態、天体に関することなど、教科書には載っていないようなことを知っていることで新たな発見につながる要素となると考える。教壇に立つ時までには、何か一つでも専門的な知識を学んでおきたい。
この実習を通して、自分の今後の課題の発見をすることができた。また、教壇に立ち、野外学習を行う際に、子どもたちにとってどのような学習となるのか、よりよい学びとするにはどういった役割があるのかについて考える機会となった。この実習を生かして、これから子どもたちとのかかわり方について再度考え、自分の糧としていきたい。 |
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