蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

m16Avさんの記録 2014年12月1日(月)
体験分野 その他の実習 活動の名称 不登校児の理解と援助 実施施設・機関等 えきまえフリースクール
実施日 2014年6月2日~2014年11月20日 実施時間 実施回数:17回  実施時間:40時間

活動内容の概要
利用児童・生徒の学習支援
利用児童・生徒とレクリエーション活動
不登校と特別支援教育に関する学習
活動の総括
 私は今回”フリースクール”という場所での実習にあたり、不登校という状況下にある子どもたちとの関わりを通して実態把握や学習支援を経験し、学びたいと考えていた。実際に「えきまえフリースクール」を利用している子どもたちは、私の予想よりも非常に少なく、来所する日時や頻度は不確実であった。しかし、それは長崎の不登校の子どもたちが少ないというわけではなく、私が思っていたよりも利用している子どもたちは深刻な状況にあるということだった。
子どもたちが來所する日時は定まっていないが、私は実習開始の6月から前期期間の7月の間は、週に2回特定の子どもたちとかかわることができた。子どもたちは年齢や性別が違うだけではなく、抱えている課題や、これまでのつらい経験、不登校の現状が全く違っていため、最初のうちは、子どもたち一人ひとりにどのように関わってよいか戸惑うことが多かった。それでも、職員の先生方の助言を受け、私なりの方法で子どもたちとかかわることができたと思う。途中、夏休みや二つの実習をはさみ、後期の時間割りの関係で、子どもたちと再び顔を合わせることができたのは、11月に入り私の実習が終わろうとしていたころである。
フリースクールにある日誌や職員の先生の話から、一人の子どもが非常に成長していることを知ってはいたが、実際にその成長の様子を目の当たりにしたとき、子どもの成長する力に驚いた。その子どもとは実習打ち合わせの日にも顔を合わせていた。今まで、こんなにも長期的に一人の子どもとかかわったことはなかった。この子どもとの出会い、関わりを通して子どもには成長する力を持っているということを改めて感じることができた。また、その成長に関わり過程を自分の目で見ることができた経験は非常に貴重であると思う。
また、他にも、不登校に至る要因の一つに発達障害があるということも今回の実習で学んだ。それは実際に発達障害を抱えた子どもともかかわることができたからである。その関わりのなかで、障害特性や一緒に活動するうえで留意する点を教えていただいた。この子どもと関わりは、主免実習でも活かすことができた。以上の二人との関わりは、私の不登校のイメージを変えるものになった。
さらに、私はもう一人の子どもとも一定期間かかわることができた。唯一不登校になるまでのつらい経験を話してくれたが、本当につらいところの話しは本人の口からきくことはできなかった。この子ども、実習終了直前に関わることができた子どもは、不登校のようには見えなかった。
4人の子どもたちとの関わりを通し、不登校の理由原因は十人十色であり、一人ひとりにあった支援が大切であると学んだ。また、人との関わりがもたらす影響の大きさについても、学ぶことができた。
また、職員の先生方からも多くのことを学ぶことができた。子どもたちと先生の関わりを間近で見て、一日の活動前の打ち合わせの時間や終了後の少しの時間に話していただく内容から、様々な場面で学ぶことができた。特に、10月以降は私の時間割と子どもたちの来所スケジュールが合わなかったため、実習内容は不登校に関する理解という講義が中心であった。
私が学んだことや印象に残ったことは以下のようなものである。
1.子どもの気分の乗せ方
2.子ども一人の多面的な理解の実際と理解の視点
3.意図のある行動とさりげなさ
4.特別支援教育における自身の経験
5.児童養護における自身の経験
1や2,3については実際に先生が子どもたちと関わっている様子を見て、学んだだけではなく、実際に先生が子どもと関わって何をどのように感じているのか、また、関わる上で注意している点について話していただけたことによる。「3.意図のある行動とさりげなさ」については、文字にすると当然のことにも思えるが、私の印象に残っているのには理由がある。私は、子どもたちと活動した日は昼食を一緒にとるか、昼食後の談笑中に参加することが多かった。私が指導をいただいた先生は、愉快な話を昼食中によく子どもたちにされていた。子どもたちも、先生の話を楽しみ笑い声をあげることが多かった。私は、昼食の時間なので先生もリラックスされているから、愉快な話のほうが楽しいから、という風に深くは考えていなかった。しかし、ある時、先生が愉快な話をされるのには、二つの意図があると教えていただいた。一つは、大人でも失敗することがあると子どもたちに教えるため、もう一つは、一日一回でも笑えば子どもたちが明るい気分になれる、フリースクールにきてよかったと思うことができるからである。私は、愉快な話をされる意図とその意図を全く感じさせないさりげなさに、驚いき、自身の意図のなさを反省した。
また、不登校の理解や特別支援教育について、私の大学での勉強と関連付けながら講義を受けていた中で、先生が現職のころの経験を話していただいた。私が将来希望している職種とは異なるが、重なる部分もあり、また実際に起こった話であり、非常に考えることが多いものであった.
この「えきまえフリースクール」での実習は当初の計画、予想とは非常に異なるものであったが、その分非常に多くの学びと経験を積むことができた。今後の実習や将来の子ども理解にも活かすことができるだろう。

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