蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

おのみさんの記録 2015年2月5日(木)
体験分野 その他の実習 活動の名称 チャレンジサイエンス 実施施設・機関等 チャレンジサイエンス
実施日 2014年12月20日~2015年2月7日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:40時間

活動内容の概要
 長崎市科学館で毎週土曜と日曜、1日に4回行われる親子・幼児、児童参加型製作教室「チャレンジサイエンス」での制作補助や準備、片付けを行った。

第1回目 ゴムの伸縮性を使ったクリスマスポップアップの制作
第2回目 リモネンという薬品を使った食品トレイのスタンプの制作
第3回目 スーパーボールの跳ねる力を利用したスーパーボールロケットの制作
第4回目 立体ペーパークラフト、カライドサイクルの制作
第5回目 ゆらゆらモビールの制作
活動の総括
 今回は自分にとって学校施設以外での初めての実習でした。教師という職業以外の子どもたちの学びにかかわる施設の果たす役割について実践を通して学ぶことができたように思います。今回の実習では、子どもたちの科学への興味を引き出すような直接体験型のイベントの補助をさせていただきました。学校や保育施設での科学的知識との出逢いとは違い、自分自身の手や指先を使って作り出すことによって、実はその行為そのもの、制作自体が間接的な科学の学びにつながっているのだということも感じました。科学館という教育施設において、科学への興味・関心を引き出したり、科学を学ぶ欲求を心の中に生み出したりと、その教育的役割が大きいことが、実習全体を通して気付いたことの一つとなりました。
 今回の実習では、主に幼児や小学校低学年の子どもたちを対象者として子どもたちのチャレンジサイエンスの制作の補助を行いました。制作にあたって、事前準備、制作中の説明や援助、安全性の確保について5回を通して考えることができたように思います。
 まず、事前準備についてです。事前に準備する際、対象者の年齢や発達段階を考慮し、どの程度まであらかじめ準備をしておくことがよいかについて考えることができました。はさみの使い方やひもの結び方、折り方などの様子を見て、全4回で準備の工夫をすることができました。カッターで折り目を付けることや、型を切っておくこと、道具類の準備など、一つの制作でも配慮すべき点が多くあるということに気づくことができ、それを1日4回の中で実践することができました。
 次に、制作中の説明や援助についてです。この実習では制作の説明場面が多く、口頭での説明が主にありました。小学生の子どもたちには円滑に伝わることがほとんどで特に大きな困難はありませんでしたが、幼児さんに対しては、言葉の壁のようなものを感じ、説明の難しさを感じました。どのような言葉を使うのかはもちろんのこと、話すスピードや口調、トーンに気を付けて行うようにしました。初めはうまくいかないところもありましたが、口頭での説明に加えて「してみせる」という形で視覚的な説明もするようにしたところ、「やってみようか。」と言葉をかけるとうなずき、見聞きした説明通りにしようとする姿が見られました。このことから、援助とはいえ、すべてに手を加えてしまうのではなく、難しいところを少しやってみせるお手本のような感覚で、かつ子どもたちが自分で作ったという達成感が持てるように必要以上の制作への手出しをしないよう心がけました。それぞれの「難しさ」に寄り添いながら、それぞれに応じてかかわっていくことができました。また、チャレンジサイエンスの時間は単に制作の時間ではないということがわかりました。制作を通して楽しみながら科学の面白さや不思議を体験することができるのがこの場であると思います。一日目は緊張もあり場の雰囲気に自分がなれるのに精一杯でしたが、日数を重ねることによって楽しい雰囲気を作るために説明以外の会話も織り交ぜながらかかわっていくようにしました。説明以外の会話をすることによって、子どもが心を少し開いてくれたことを実感しました。また、保護者の方とも話をしながら、一緒に子どもの制作を見守っていくうえで、教育的な施設として、学校とはまた違った保護者の「学び」を支える役割も少なからず果たしているのではないかと考えます。学校では子どもたち同士での学びになりますが、チャレンジサイエンスではほとんどが親子参加です。そこで、このチャレンジサイエンスの場が、より家庭に近い距離での「学び」であることがうかがえました。
 最後に、安全性についてです。制作時の安全確保に加え、制作後の遊びの場面での安全への配慮が必要であることがわかりました。制作時ははさみや薬品、カッターなどの扱い方について随時指導を行います。また、制作中の様子を見守り、安全確保に努めました。しかし、それだけが安全性の確保につながるわけではないことがわかりました。それは、スーパーボールロケット制作の日でした。遊ぶ際、竹串の刺さったスーパーボールは一歩間違えると目に入ったりほかの人にあたってけがをしたりする可能性が考えられます。けがなく楽しく遊ぶために、制作が完成した後には、正しい使い方を説明し、遊ぶ様子を見守り、状況に応じて説明をすることが大切であることがわかりました。その際は、「だめだよ」という抽象的なものではなく、具体的にこうするとどのようになってしまうのかなども丁寧に説明するようにしました。また、「こうしたらうまく飛ばせるよ」など、遊び方のコツも教えることで、より安全性を核をするためのかかわりとして作用したと考えます。
 この実習を通して、直接体験型の学習ができるチャレンジサイエンスの意義や運営、配慮事項について学ぶことができました。自分自身のこれからの人生の中でも特に貴重な経験となったように思います。この実習経験を自分自身の進路に生かして、これからもより資質を磨いていきたいと思います。

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