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蓄積型体験学習詳細
| goat1222さんの記録 |
2015年11月3日(火) |
| 体験分野 その他の実習 |
活動の名称 博物館を用いた学習を行う小中学校等の対応・活動の記録 |
実施施設・機関等 長崎歴史文化博物館 |
| 実施日 2015年6月26日~2015年10月31日 |
実施時間 実施回数:10回 実施時間:40.5時間 |
活動内容の概要
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・夏休み 親子でまち歩き
「幕末長崎・龍馬コース」(博物館見学+町めぐり)
・夏期教員研修会(会場設営・受付・誘導)
・協力校・パートナーズプログラム研修会
・企画展関連講演会(受付・撤収作業)
・小中学校の博物館訪問の対応(記録・誘導補助・町めぐり等)
・れきぶんこどもクラブ(ハロウィン衣装制作・見本制作・補助等) |
活動の総括
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1.“学校教育と博物館利用の関係についてより詳しく学ぶ”について
今年度の長崎歴史文化博物館における実習で、私は「自分自身が教員になったときに、どのような形で博物館を授業やその他の教育活動に取り入れればよいのだろうか」ということを学びたいと思っていた。2年次にも長崎歴史文化博物館で実習を行ったが、小中学校の夏休み期間中に実習を行ったということもあり、夏休み特有のイベント・ワークショップの補助などの活動が主となっていた。そのため、2年次のときは“企業で働くということ”について学ぶことが主となっていた。今年度の実習は、小中学校が2学期で学校に通っている期間に行ったので、主に授業その他の学習で博物館を利用する学校の対応を行うことが主となっていたため、学校教育をより身近に感じることができた。学校教育と博物館利用の関係を実感した活動として、博物館が主催する夏期教員研修会、協力校・パートナーズプログラム研修会等の教員が博物館利用について学ぶ場に参加したことや、実際の小中学校の博物館訪問の対応があった。前者は、長崎県内の学校の教員が博物館をどのように利用するのかというのを学ぶ場であったが、先生方から学校現場の現状や授業の作り方・ポイント・授業で活かすための博物館の見方・史料の使い方などを教えて頂いたり、私たちに対するアドバイスなどをもらうことができたりする機会があり、有意義な学習であった。後者は、前者を受けて、学校と博物館とが連携した学習活動に実際に参加することで、学校教育における博物館利用について、実際に子どもたちを対象とした活動の様子を観察しながら、より実践的に学ぶことができた。博物館での学習をより有意義なものにするために、教員が事前の打ち合わせを博物館と綿密に行うこと、学校側の要望を受けた博物館はできるだけその要望に応えるために、教科書の内容を隅々まで把握し、説明のための下調べを徹底的に行うこと、教員側も入念に教材研究を行い、発問を考え、博物館展示物についても下調べをしておくこと、博物館の人にまかせっきりにならない指導を行うことができるように準備を行うことなど、教育に携わる者として求められる姿勢を学んだ。
2.“子どもたちに楽しく学んでもらうためにどのような手立てを取るのかを学ぶ”について
2年次の企業実習では、子どもたちに楽しく学んでもらうための、子どもたちに対するかかわり方、働きかけ方について学んだ。今年度の実習では、子どもたちに楽しんで学んでもらうために、どのような事前準備・事前学習を行っているのかということについて、実際に博物館の学芸員の方々の準備を手伝いながら学んでいった。事前の学校側の要望や打ち合わせの状況を記録した用紙を見せてもらい、これをもとに計画を立てるといったことや、教科書の内容の把握、常設展示室の展示物やその説明を見て事前学習を行い、博物館見学当日になったときには、自信を持って説明できるようにする、ということを教えて頂いた。私自身も実習期間の最後の方の町めぐり(中国コース)に同行する前日には、博物館の常設展示室の唐寺・唐人屋敷のコーナーをじっくり見ながら下調べを行い、子どもたちからの質問にはいつでも答えられるようにしていた。当日、私に対して子どもたちからの質問はなかったが、この経験は自分にとって大きなプラスになったと思う。また、実習の最終日には「れきぶんこどもクラブ」という小学生向けのイベントがあり、新聞紙を用いたハロウィン衣装制作を行うものであったが、私は子どもたちのお手本となる衣装を作った。このとき、私が意識したのは、「子どもたちが衣装づくりについて“楽しそう”“私(僕)もやってみたい”と思ってもらえるような見本を作る」ということであった。私はそう思ってもらえるようにお手本づくりには特に力を入れた。その結果、子どもたちの中には、「早くつくりたい」「ああいうのをつくりたい」と言っている子どもたちがいた。そして、作っているときの子どもたちの楽しそうな顔を見たときに、子どもたちに興味を持ってもらうための導入の大切さを実感した。
そして、博物館側だけではなく、博物館を利用する学習に際して、教員側がどのような準備を行っているのかということも学んだ。教員は博物館を用いた校外学習を行う場合、博物館と連絡を取り合い、要望などを伝える。そして、学習指導案を作り、博物館に提出する。博物館の方に実際の指導案を見せて頂いたのだが、何をしたいのか、そして子どもたちに何を学ばせたいのか、そのための手立てについて書かれており、私自身が今後博物館を利用するときの良い参考となった。また、教員自身が博物館に足を運び、博物館資料について下調べを行い、町あるきの場合には事前にそのコースを下見に行き、子どもたちが疑問を持つと想定されるところ、考えを深められそうなところについて発問を考えるなどの準備を行っているそうで、本番では発問を行う様子が見られた。このような事前の準備を徹底的に行っている学校かそうではないかの違いは、目に見えてわかるものであり、前者は博物館の学芸員任せの学習ではなく、教員自らが生徒をリードするような学習を行っていた。そして、その生徒にも積極的に学ぼうとする様子が見られた。後者は、いまいち統率がとれていない学校が多いと感じた。教員の日頃からの教材研究や授業に対する姿勢が、子どもたちの学習の状況にも大きく関わるということが分かった。
40時間の学習を通して、教員には学び続ける姿勢が求められているということを強く感じた。このことを忘れずに、今後自分自身を磨いていきたいと思う。 |
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