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蓄積型体験学習詳細
| いろはす平田味さんの記録 |
2016年1月8日(金) |
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 土井首小学校 |
| 実施日 2015年5月15日~2015年5月29日 |
実施時間 実施回数:4回 実施時間:21.5時間 |
活動内容の概要
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・学習支援(机間指導・丸付け・書道の指南等)
・運動会運営補助 |
活動の総括
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この実習は付属小学校以外の小学校の現場を見るよい機会となった。活動内容としては、授業中の補助や運動会運営の補助等の大学の授業では、学べない経験をすることが出来た。
算数の授業では苦手な子を中心に個別指導をすることが出来た。しかし、教え方に先生間で違いがあったりして戸惑うこともあった。このような経験から将来的にはぜひ自分のクラスをもって、もっと深く子どもたちとともに学んでいきたいと感じた。
理科の授業では実験のサポートなどをした。中でも印象深く残っているのはメダカの卵の観察だ。メダカの卵の観察は電子顕微鏡を用いて観察を行った。その実験で顕微鏡のピントを合わすことが出来ずに苦心する子どもたちであったが目を輝かせて楽しそうに取り組んでいたのをよく覚えている。
同じ理科の授業でとても面白いもの見ることが出来た。その理科の授業は次の授業でテストを行うための確認の授業であった。授業開始早々に先生がテスト範囲の問題の書かれた1枚のプリントを配った。そして先生は「このプリントをどのような手段を用いてもいいからクラス全員が100点を取りなさい」と言った。児童たちは様々な反応を示した。教科書を見る子。隣の子と話し合う子。実習生である自分に聞きに来た子たちもいた。そうこうしていると先生が一度児童たちの動きを止め注目させた。そして改めて「全員が100点を取らなければならない」というこの課題の趣旨を伝えた。その後また児童たちはそれぞれの活動を再開した。そこで先生は「全員が」というところを強調して再度伝える。先生がなぜ「全員が」というところを強調したのか理解できてない児童たちは困惑の表情をみせ、またさっきと同じ活動を始める。教室は話し合う声でざわめいている。そんな中一人の男の子が立ち上がった。その子は教室の一番後ろ端に座っていた。その場所から「みんな一人の人が前で確認していけばいいちゃない?」と問いかけた。しかし、教室はたくさんの音であふれており彼の声は誰にも届かなかった。すると彼は「みんな黙れって!俺の言うこと聞けよ!」と必死で訴え始めた。あまりの勢いに彼の近くの子たちはその子の方を見た。しかし、言い方が悪かった。周りの子は「うるせえ」と彼の意見を一蹴してしまった。そしてそこで言い争いが起こった。彼の高圧的な言い方に周りの子たちが、そしてクラス全体が非難を浴びせるようなムードになった。クラスからはじき出された彼はそのまま机に突っ伏しいじけてしまった。その後クラスは重たい空気をまとい先ほどまでの活動を再開する。そしてある程度した後に先生が終了を告げた。そして「みんな100点とれたと思う?」と聞いた。「とれた」という反応を見せる生徒たち。しかし先生が「本当にクラス全員が100点取ってる自信がある?○○君は△△君が同じ答えを書いてる自信がある?」と聞いたとき児童たちは自信を失った。そして先生はこう続けた。「××君がさっき言ってたこと聞いてた人?」数人の手が上がる。「××君の意見は一人の人が前に出て一問一問みんなで答えを確認するっていうことを言いたかったみたいよ。まあ言い方が悪かったけどね」それまでは意地を張っていじけていた彼だが、自分のことを先生に見透かされ認められ反省し泣き始めた。周りの子たちも彼の意見を聞こうとせず罵声を浴びせてしまったことに気付き反省の色を示した。その後彼と先生が伝えたやり方でクラスは全員100点の課題を達成することが出来たわけだが、彼にとっても周りの子たちにとってもまたその場でその様子を見ていた私にとってもいい経験になったと思う。私はその後その授業を行った先生に「どのような意図でその課題を児童たちに与えたのか」という質問をしたところ先生は「小学5年生の子たちにリーダーとしての自覚を感じて欲しかった。思ってたものとは少し違ったがこれが5年生の現状だ。」とおっしゃられた。この経験を通して、私は大学の机上だけの教育とは違った血の通った教育について触れることが出来たと思う。
書写の時間には自分の経験を生かして実際に子供たちに筆の使い方やきれいな文字に見えるコツなどを直接触れて伝える事が出来た。そのことを通して子どもたちの字がみるみるうまくなったり、それを喜んでいる児童たちを見て本当にうれしく感じた。
今回の実習では、遠い未来と感じていた「教師」という職業に大きく近づけるいい機会であったと思う。私が配属された土井の首小学校の先生方、5年2組の子どもたち、その他このような機会を提供してくださった様々な人に感謝の気持ちを忘れずにこれからの教育学部生としての道を一生懸命歩もうと思う。 |
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