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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 蓄積型体験実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 村松小学校 |
| 実施日 2015年6月5日~2015年6月25日 |
実施時間 実施回数:7回 実施時間:40時間 |
活動内容の概要
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学習支援
事務作業
授業参観
給食指導
登下校指導 |
活動の総括
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今回の蓄積型体験学習は、二年前の蓄積型体験学習とまた違った学びを得ることができた。二年ぶりに会う子どもたちは、体も心も大きくなっていて、とても驚かされた。そんな初日を迎え、40時間はあっという間だった。
子どもたちは、仲良しチームでの朝の会や、授業でのプリント、休み時間のパズル、全てにまっすぐに取り組む姿を毎日見せてくれた。好きなことにも、嫌いなことにも正直で、それに対する行動や表情、言葉は素直なものに見えた。時にはその素直な態度が、先生に怒られる原因になることもあった。子どもたちはそのように、我慢する必要があるということも学ぶ。自分の気持ちと、求められる行動との葛藤に勝って、行動を起こすことは、とても難しいことだ。しかし、ゆっくりでもきっと、身につけていくことができる、素直な心と力がある子どもたちばかりだと実習を通して感じた。また、私をとても快く受け入れてくれ、優しい子ばかりだった。時折、私を気遣ってくれたり、わからないことを教えてくれたりと、私のほうが頼ることばかりだった。本当にたのもしい子どもたちだった。
子どもたちは、二年前と比べると、とても速いスピードで50音のひらがなを書けるようになっていたり、板書をあきらめずに書き続けたり、上級生らしく手伝ったり、譲ったり、給食をよく頑張って食べていたりと、とても多くの成長が見えた。できることが増えて、それによって楽しいことも増え、学校生活が楽しいと感じる場面が多くなったのではないだろうか。今回の実習では長い期間での成長と、40時間という短い間での成長、どちらも見ることができる貴重な経験だった。
また、村松小学校の特別支援学級の子どもたちは、とても多くの目で見守られて生活していた。担任の先生はもちろんのこと、支援員の先生方もいらっしゃって、たくさんの目で子どもたちは見守られ、声をかけてもらいながら学校生活を送っていた。子どもたちは安心して過ごすことができ、確かな成長をしっかり見てもらっていて、素晴らしい環境で育っていると感じた。また、校長先生や教頭先生、ほかの学年の先生との関わりも見られ、廊下で声をかけてもらったり、褒められたり、時には注意を受けることもあった。きっと子どもたちはほかの学年や学級の先生から褒められた時、とても誇らしい気持ちになっただろう。自分のクラスの生徒だけでなく、学校全体の中の先生の一人であるということを認識し、子どもたちと関わることの大切さを感じた。
また、交流学級といい、音楽や体育、給食などは普通学級で過ごす時間がそれぞれ確保されていた。特別支援学校にはない長所の一つであると思う。それぞれ、多少できないことがでてきたり、わからないことがあったりする様子が見られたが、周りの友達が本当によく手をかしてくれ、授業や給食を楽しんでいた。友達の幅も増え、たくさんの友達と接する機会にもなり、交流学級の子どもたち自身にも待ってあげる力や、気づく力、声をかける力などが身につくと思う。
また、毎日の学校生活の中で、先生方は粘り強い指導をしているように感じた。やるべきことはやる、として子どもたちが自分の力でできるように、自分の頭で考えられるように、という指導だった。あいさつや整理整頓、掃除、着替えなど、日常生活のことも学習においても、継続した指導、繰り返しの指導が行われていたように思う。その中で、少しずつステップアップの要素が加えられていた。子どもたちは成功体験を重ねつつ、新しいことにもチャレンジすることができる毎日の中で、確かな力をつけていった。
特別支援学級では一人一人の実態に応じて、朝のスタートから帰りの下校まで配慮がなされていた。朝からゆっくり気持ちを整えながら、時間割を確認、時間割や授業の内容は柔軟に変更するなど、子どもたちが力をだして学習にのぞめるよう、配慮してあった。
実習期間の二周目には交流遠足があり、私は残念ながら参加することはできなかったが、私が二年生の時も他の学校の特別支援学級の児童生徒が集まって交流する行事があった。その時は、ココウォークのキドキドに行き、遊びながら交流を楽しんだ。そのような交流がずっと続けられていることを知り、これからも続けられていく中で、長崎県の特別支援学級の教育の取り組みが、さらに発展、注目されていくのかもしれないと感じた。
このように私は限られた時間ではあったが、直接見て、感じて、考えるような貴重な経験を多くさせて頂いた。その経験により、具体的な教師像が見え、なりたい自分、つけるべき力、必要とされることなどが見えてきた。それも、優しく、たくましく接してくれた子どもたちと、温かく、快く受け入れてくださった先生方のおかげである。
私はこれから院に進み、もう少し学生かつ研究者として、多くの学びを獲得したいと考えている。その学びは、子どもたちの力を伸ばし、時には子どもたちの心を支えるような学びになることをのぞんでいる。現場に遅く出ることになり、不安もあるが、将来関わる子どもたちのためにしっかり力をつけていきたい。実習を通して、やはり教師になりたいという気持ちが強くなり、一方で、教師になるにはまだまだ力が足りないことを自覚した。教師になれるまで、さらに教師になってからも学び続ける人間になり、子どもたちの力を確実に伸ばせるような教師になれるよう、これからも勉強し、実際の現場にも積極的に関わっていきたい。今回、村松小学校に蓄積型体験学習に行くことができ、本当によかった。 |
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