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蓄積型体験学習詳細
| うさぎとかめさんの記録 |
2015年11月13日(金) |
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 補助指導 |
実施施設・機関等 長崎市教育研究所 学校適応指導教室「ひかり」 |
| 実施日 2015年5月14日~2015年10月26日 |
実施時間 実施回数:10回 実施時間:41時間 |
活動内容の概要
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・子ども達とのふれあい
・学習指導の補助
・子ども達の日誌へのコメント記入 |
活動の総括
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適応指導教室という場は自分にとって初めてで、とても貴重な体験となりました。様々な理由のために学校へ登校することが難しい子ども達が集まっているということで、どんな子達だろう、どう関わったらいいのかなと思っていましたが、思っていたよりコミュニケーションを取ることができたように思います。またその中では、子ども達一人ひとりの変化にも触れることができました。不登校の児童生徒であっても、当然同じ小中学生なので自然に関わることができましたが、子ども達の抱える問題(課題)に配慮した言葉の選択など、特に気をつけて関わるべきところもあり、大変勉強になりました。
子ども達と関わる中で、大きく3つ、ひかり教室に通級する子ども達の課題だと感じたことがありました。それは、コミュニケーション、ストレスコーピング、学習です。
まず、コミュニケーションの課題はアサーションです。相手に配慮しながらも、いかに自分の意見や思いを主張するかということが、人間関係を築いていく上で大切なことですが、その練習が必要であるように感じました。
次に、ストレスコーピングの課題は、ストレスとどう向き合うかということです。学校や先生に対する拒否感、対人関係への苦手意識など、多くの子ども達が抱えていましたが、それらのストレスを人に話すことで解消していく子、抑圧して過ごしている子、様々でした。その方法はそれぞれであっていいと思いますが、中には、ネガティブな思考から抜け出せずに苦しんでいる子もおり、重要な課題であるように思いました。
それから、学習の課題は、在籍校での授業を十分に受けていないために、学習の遅れや未定着が見られることです。また、「学力」以前の問題として、「学習意欲」に課題があるように思いました。学習に対する意欲が低下する理由には、そもそもの勉強嫌い、学習に関する成功経験(「わかった」「できた」経験)の少なさ、学校から離れていることによる必要感の希薄さ、定期テストや受験といった動機付けとなるような目標がないこと等が考えられますが、そういう背景を持つ子ども達にとって、ひかり教室での学習タイムはとても重要な意味を持つように思いました。学校に行くことは難しくても、ひかり教室に出てくれば、必然的に学習に向き合う時間ができます。その中では、15分授業を通して、あらゆる分野のもの・ことに対して知識を広げ、興味・関心を持つきっかけができ、また、自習を通して、「わかった」「できた」経験や達成感を得ることができます。
学校に行くことが難しくなった原因は人それぞれであり、私は一人ひとりの不登校の原因を把握しているわけではありませんが、学習の遅れや学習に対する拒否感が不登校の第1の原因である子は少ないのではないかと思います。しかしそのような中でも、不登校のきっかけが何であれ、学校への復帰を考えるとき、学習への不安はあるものと考え、それを少しでも軽減できるようサポートしてあげることが重要だと感じました。
最後に、これまでの適応指導教室での実習を通して、ひかり教室という空間は、子ども達にとっての「居場所」となっているように感じましたが、目的は「学校への登校支援」であるので、「ひかり教室での居心地がいい。」ということよりも、「ひかり教室での経験が良い登校刺激になること。」が大切だと感じました。そのために、クリエイトタイムという時間のグループ活動・創作活動を使って、人間関係づくりへの支援を行っていくこと、学習タイムにそれぞれが学習に向き合えるようにしていること、ふれあいタイムに自然な形で人と関わることのできる時間があること、スポーツの時間にみんなで体を動かして楽しめる時間があることは、どれもとても意味のあることだと感じました。
子ども達にはそれぞれの背景や個性があること、その子の実態に配慮した関わりが必要であること、様々なことを学ぶことができました。ここで学んだことを学校現場で生かし、まずは不登校になる前段階での早期の支援に努めていきたいと思います。
とても充実した実習となりました。本当にありがとうございました。 |
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