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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島実習 |
実施施設・機関等 五島市立 奥浦小学校 |
| 実施日 2015年9月24日~2015年10月1日 |
実施時間 実施回数:6回 実施時間:51時間 |
活動内容の概要
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○授業中のサポート
・個別支援(わからないところ)
・地域の施設への引率
○朝の時間、休み時間、放課後の児童とのふれあい
・応援練習
・小音会練習
・小体連練習
○運動会の支援
・会場設営(テント、用具運び等)
・昼休み等の応援練習
・本番当日は用具準備係と児童がスムーズに動くための支援 |
活動の総括
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1、離島にある小学校の実情を把握したい。について
実習初日は様々な驚きの連続であった。児童数や教員数が少ないこともそうだが、学校の周りは山に囲まれ、学校の運動場と校舎との間に川が流れ、校舎内にカニが歩き、昇降口に置いてある水槽には大きな魚がいる。そんな自然あふれる場所で育ってきた児童らは、本当に素直で、優しい心をもつ子どもたちが多かった。朝の始まりや授業の始まりなど、教師から言われる前に静かに席に着き、準備をするといった“自分たちで行動する力”があると感じた。複式学級で人数が少ないからこそ、学年を越えてすべての児童らが仲良く、声を掛けあいながら行動する児童が多いように思える。また、指導としては行動のメリハリを大切にさせようとしている様子が伺えた。人数が少ないので、自分たちが良ければいいというようなゆっくりとした島ならではの雰囲気があると思ったが、席の立ち座りや移動、準備など行動にメリハリをつけるために、数字を数えたり、気を緩ませないようにもう一度やり直しをさせたり、素早く動かせる指導を先生方はなさっていた。一方で、自分のことに自信をもっている児童が少なく、自己主張や自分の意見をはっきり相手に伝えることが難しい児童が多いと感じた。本土の学校では児童数が多いので、離島の人数が少ないクラスの方が、人前で話したり、発表をする機会というのは多いだろう。そういった機会を大切にしながら、間違いを恐れずに自分に自信をもたせることも重要だと感じた。
先生方も人数が少ないので、多くの役割を1人でしなければならない。その分教員同士で連携をとり、小学校だけでなく、中学校や地域との連携を図りながら、子どもたちへの教育を行っているようだった。実習生の私たちに対しても非常に協力的で、質問があればすぐに教えてくださったりなど、常に支えてくださったので、本当に感謝の気持ちでいっぱいである。
2、複式学級について学びたい。について
今回は5・6年の複式学級に担当で入らせてもらった。5・6年は高学年ということもあって、2学年とも学校をまとめ、他学年を引っ張っていくリーダー的存在として必要な学年である。普段の小学校では6年生が学校のリーダーとして児童を引っ張るが、複式の場合だと5年生のうちから6年生と一緒に行動し、様々な大きな役割を得る。小体連は一緒に参加し、委員会もやり、運動会の応援合戦や係り仕事をも行う。多くの役割を1年間だけでなく長期行い、また学年が上がると、自分たちが上の学年の人からやってもらったことをしてあげる。そうやって学年を越えた仲のいい仲間だが、先輩として6年生をみているという5年生の姿と、率先して動く6年生の姿が素晴らしいと感じた。
そして、やはり複式学級の授業は難しい。1時間で2つの授業を行なうということは、片方で授業している際はもう片方が自分たちで課題を進めていかなければならない時間ができる。教師が目の前にいなければ、何が何だかわからずにぼーっとしてしまう児童もいれば、隣の人と話してしまう児童も出てくるだろう。そういったデメリットの面もあるかもしれないが、それを上手く使うと1で述べた“自分から行動できる力”を育てることができ、奥浦小学校の児童らはその力をもっているように思う。自分で推測して、判断をし、行動するといった力を複式学級では単式学級よりも育てることができるのではないかと感じた。
3、運動会等を通して地域との関わりについて学び、積極的に行動していきたい。について
今回は、小学校・中学校・市民運動会という、すべて合同の運動会を見させていただき、それの支援にも入らせてもらった。初めて見る合同運動会は、普段の小学校だけの運動会では見られないようなことが多くあった。プログラムには小学生、中学生の競技や表現があれば、地域の地区対抗で玉入れやリレーなどの競技、小・中学生合同の綱引き、各種対抗リレーでは先生チームや郵便局チーム、消防団チームなど地域で働いている人たちの職種別のリレーもあった。また、それぞれの地区によって旗を応援席に掲げたり、応援歌をみんなで歌ったり、児童・生徒がどの地域出身なのかすぐわかるようにするために、徒競走では走る前に名前と地域を放送し挨拶をしてから走るといった流れがあった。こうした地域と深くかかわる運動会があることによって、子どもたちも地域の人たちと顔見知りとなり安心、安全に暮らしていける地域となるのだろう。会場設営の準備や片付けまでも、地域の方々が手伝ってくれ、学校だけでなく地区すべての人々みんなで作り上げる運動会という風に思えた。
また、地域との関係は子どもたちとだけではない。先生方と地域が深く繋がっているからこそ、運動会も成功するのだと知った。先生方と地域の方は非常に仲が良い。お互いに心を開いて話せる関係であり、お互いが必要な存在だと思っている。そうした関係づくりをするためには、先生や学校から積極的に地域に働きかけ、あらゆるイベントや交流会に出向くことが必要だと思った。
島の学校や地域は、私が理想とする学校である。しかし、すべてがそういった学校や地域になれるわけではない。それぞれの地域の特性があって、子どもたちへの教育や地域との関わり方等は異なってくるだろう。自分の理想とする学校・地域像を常にもち、それらを参考にしてそれぞれの地域に合った教育・支援をこれからも行っていきたい。そして、温かく迎えてくれた子どもたち、支えて下さった先生方、様々なお話をしてくださった地域の方に感謝したい。 |
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