蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

ハセガワナルミさんの記録 2015年10月28日(水)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島実習 実施施設・機関等 新上五島町立 浜ノ浦小学校
実施日 2015年10月17日~2015年10月26日 実施時間 実施回数:9回  実施時間:65時間

活動内容の概要
・授業中のサポート(丸付け、個別指導など)
・休み時間や昼休みにおける児童とのふれあい(集団登校同伴、給食指導、遊び、下校指導)
・授業      (第2学年算数科「掛け算」)
・天満神社例大祭  (準備 演芸会 直会 後片付け)
・青方小学校 原尚史教諭 講話
・オリエンテーション
・子ども達との対面式
・校長先生 講話
・教頭先生 講話
・ボランティア活動①
・ふれあい体験 (道土井やぎ公園)
・郷土料理体験
・夕日クルージング
・講話 円福寺住職 末永正道氏
・ボランティア活動②
・ダイビングショップ 今田哲也、奈津美さんご夫妻 講話
・和太鼓練習見学
・ボランティア活動③
・合唱指導 (西田治先生)
・浜っ子ふれあいデー (会場設営、準備、学習発表会補助、出し物、後片付け)
・浜っ子ふれあいデー  (学習発表会、親子レクリエーション)
・お別れ式
・懇親会
活動の総括
 浜ノ浦小学校での離島実習は、9日間と短い期間だったが私にとって一か月間の主免実習と変わらないくらいの充実感、そして感謝の気持ちがたくさん芽生えた毎日であった。

 私は今回の離島実習で大きく3つ学んだことがある。

1.「子どもを学校と地域が連携して支える」ことである。教頭先生の「学校の中に地域があるのではなく、地域の中に学校がある」という言葉がとても響いた。教頭先生の講話で、私たち教師が授業で子どもたちに教えることのできる日数は一年間で37.5日分(約一ヶ月分)しかないことを知り、とても衝撃的だった。残りの11か月分は地域や家庭(保護者)での関わりで子どもたちは育つ。この話を聞いて、子どもたちにとって一日一日、そして一時間一時間の授業での学びはいかに貴重なものであるか、そして、地域と家庭の連携が欠かせないものだと痛感した。学校の中に地域があるのではなく、地域の中に学校があるのだ。地域と家庭、そして学校はひとつであり、それぞれに良いところがあり、できることがある。それぞれが情報を共有し、お互いが必要とし、つながることが大切なのだと思った。
 また、地域には、学校では学ぶことのできない学びを教えることができる力がある。それが、郡司さんの言う、「残さなければならないもの、こと、ひと」である。歴史は社会の授業で伝えることができる。しかし、地域に根付く伝統や文化は、伝承してきた方々に伝えていただくしか方法がない。そして、受け継いでくれる子どもがいて、伝統が継承されていくということも大切である。教師は、伝統が継承されることの大切さを子どもたちに伝え、学校が地域を手助けしながら一緒に地域の活性化に尽力し、一緒に子どもたちを育てていくことで、子どもたちの学びも広がることを知った。

2.「複式学級のメリットとデメリット」である。私自身、複式学級に配属されることは初めてで、どのように授業がおこなわれているのかというところから勉強させていただいた。教頭先生の、「クラスの人数が少ないということは、一人一人の子どもたちの学習の進度に寄り添うことができるというメリットと、競争心が少なくなり、現在の状況に満足してしまうというデメリットがある」というお言葉に、複式学級の良さと難しさを知ることができた。子ども一人一人に寄り添い、一つ一つ順を追って説明することによって、理解に時間のかかる子どもも絶対に理解することができるということを実感し、これからの教師生活の中で、全体指導の中での個人指導を大切にしていかなければならないということを忘れないで子どもたちと関わっていきたいと強く感じた。

3.「ご講話を聞いての学び」である。住職の末永さんのお話しに「ありがとうの反対はごめんなさいではなくあたりあえ」というお言葉があった。日々感謝する気持ちを忘れないことの大切さを学び、一日一日を大切に過ごしていきたいと思った。今田哲也さん、奈津美さんご夫妻のお話に、「人工的なゴミが自然の力で分解されるまでには、程遠い時間がかかる」というお言葉に、自分の出したゴミは持ち帰ることはもちろんのこと、できるだけゴミを出さない努力をすることの大切さを学ぶことができた。環境問題については、自分が知っている、分かっていると思っていた常識が、実はもっと深刻なものだったということを改めて痛感した。上五島の海はきれいなのに、砂浜にはたくさんのごみが落ちている、そんな状況からも、この情報は子どもたちに、そして大人にも伝え続けていかなければいけないことだと思った。子どもたちとも、ゴミ問題については、一緒に考え、答えを出していきたいと考えている。

 浜ノ浦で多くの方と出会い、たくさんの優しさと温かさをもらい、成長することができたのではないかと感じる場面がとても多くある。合唱曲「つながり」のように、浜ノ浦でもらった優しさと温かさを長崎大学に帰っても、また地元に帰っても、広げていきたいと思う。

 最後に、原尚史教諭の講話で教わった、「教育の原点はへき地にある」という意味を考えた。私は、へき地は僻地ではなく、碧地なのではないかと考える。私の中で、上五島 浜ノ浦地区は、人も海も自然もとても光輝いていたからである。
 

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