蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

vh646さんの記録 2015年11月8日(日)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 野外体験実習(畝刈小学校)
実施日 2015年11月4日~2015年11月6日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:10時間

活動内容の概要
・課題解決ラリー観察
・振り返り補助
・食事片付け、水分補給指導
・入浴時の観察
・オリエンテーリングイベント補助
・テント設営
・野外炊事
・片付け指導
活動の総括
1.子供たちとの関わり方を知るについて
 今回一番難しかったのは、どの程度児童に干渉してよいのかということである。1日目の課題解決ラリーでは子供たちが考えるために活動中はほとんど口出しをせずに見守っていたもっとこうすればいいのにと思う場面が多々あり、もどかしかった。その日は2つの班が一緒に活動を行い、全部で3つの課題に取り組んだ。最初はばらばらだった子供たちも解決のために意見を出し合ったり、うまくいかないと考えたり、時にはひどい言い合いになりけんかのようになったりしながら、いい経験をしていた。1日目のこの時間は自分の存在意義を考えてしまうほど無力感を感じたとともに、考えさせる、気づかせることの難しさを痛感した。子供たちは言われればできるのである。でも、言われなければできない子供たちにどうやって気づかせるのかが工夫すべきポイントだと感じた。2日目、3日目は子供たちに注意をしたり、班でトラブルが発生した時に考えを促すような声掛けをした。班で泣いている子がいるときはなぜ泣いているのかを聞き、他の班のメンバーにどうするべきかを問うた。子供たちは自分なりの意見を持っていてどうすべきかも自分でわかっていたが、意見の食い違いがあるときにそこから先を決めきれずにもめていた。彼らには人の意見を受け入れること、どうすればみんなが納得できるかを考えることが必要なのだと感じ、そこを伝えたが、伝え方がかなり難しかった。考えさせると一言で言っても、何を考えさせるかが違って、自分の意見を持つだけが考えさせることではないのだと強く感じた。また、私は子供たちと何気ない会話を交わすことがあまりできなかったと感じている。注意や指導ばかりでなく信頼関係を築くという面で欠かせない会話をすることができなかったのは今回の反省である。

2.教師の対応を観察するについて
 今回、先生方が全体の前で話されたり、個人や班に対して指導されたりする姿を間近で観察することができとても勉強になった。何が起こるかわからない活動の中で先生方が子供たちの活動を一旦ストップさせて厳しく話をされた場面は多くあった。人数が多いために指示が通らないこともあり、先生はわざと声を小さくして先生の近くの子どもたちが気づいて大きな声で呼びかけていた。私が印象的だったのは3つの場面である。
 1つ目は野外炊事の後の片付けで食器の枚数をチェックした際のことである。初めに何枚入っているかの確認をしなさいと言われてしていなかった班が多く、本来入っているはずの枚数と最初から一致していたかがわからなくなり、何度も子供たちにやり直しをさせていたところ片付け終了予定の時間を大幅にオーバーした。そこで子供たちは厳しく注意をされたのだが、その日の夜のミーティングで学生と先生方ですべての食器の枚数をあらかじめ8枚にそろえた。副校長先生が、今は子供たちが叱られてばかりであるが、明日こそは成功させてあげたいとおっしゃっていて、この作業は仕組まれたものではあるが、はっきりとした教師の意図がそこにあるとわかり、すごいと思った。
 2つ目は、2日目の子どもたちの振り返りの時間に、ある班が男女で分裂してしまい、別々に振り返りをしていた場面で、私は近くにいたがそこに介入せずに先生はどのように対処されるかを見たいと思った。女の子たちは男の子から女子だけですればいいと言われて、じゃあこっちに入ってこないでというように対立しており、私なら男の子たちに相手の立場を考えなさいと注意すると思った。しかし、先生はまず女の子たちになぜ男子がそんなことを言うか考えなさいと言い、これまでの自分たちの行動を振り返らせ、嫌なことを言われるのにも理由があるということに気づかせた。いつでも同じような切り口で話していてはだめで、その先生は別の切り口からこれまでの流れを根拠に話していたのでとても説得力があり、圧倒された。先生が子供たちをしっかり観察していたからこそできたことであると考えると、ただただすごかった。 
 3つ目は、2日目に起こられてばかりの子どもたちがその日の最後の楽しみである焼き芋を食べる前に、やっと食べれると思ったらある班の子どもたちがみんなに迷惑をかけてごめんなさいと全体に誤ったのだが、その態度や声の大きさでさらに注意をされ、明らかに嫌なムードになってしまった。しかし、主任の先生はそれが終わるとすぐに「はい、お楽しみタイム!」とすぐに気持ちを切り替えさせた。メリハリがとてもしっかりしており、子供たちへの愛情も感じられ、教師の姿とはこういうものだと感じた。
 今回の実習はとても充実しており、体力的にはきつかったがとても楽しかった。子供たちは失敗も成功もしていたが何の活動をするにも常に全力でとても素直だった。このような学びの多い時間を過ごすことができ、本当によかった。

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