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蓄積型体験学習詳細
| 日ハム小笠原さんの記録 |
2015年11月11日(水) |
| 体験分野 離島実習 |
活動の名称 離島実習 |
実施施設・機関等 新上五島町立 若松中央小学校 |
| 実施日 2015年10月19日~2015年10月23日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:42.5時間 |
活動内容の概要
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・授業の観察・サポート(適宜参加したり、軽い机間巡視)
・昼休み等の休み時間での子どもとの関わり(鬼ごっこ等の運動が多数)
・はまじんちょう祭りの準備(出し物等)
・社会科見学の引率(マグロ養殖、若松大橋、かまぼこ工場)
・地域の方々との関わり(わかしお会議等) |
活動の総括
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1. 授業観察・サポートについて
授業での先生の指導技術は、各先生ごとでそれぞれ個性光るものであり、完全模倣ではなく参考にするという点では、大変多く学ぶものがあった。自分が楽しむのではなく、あくまで子ども目線で授業を作るのは、基本であり最も重要な心がけであることを確かめることができた。授業中、特に書く作業での支援を多く行った。しっかり小学生が理解できるような説明、助言ができた。しかしながら、複式学級であるため、先生が学年間を渡る(移動する)際に邪魔になってしまう位置取りをしてしまうことがままあった。授業者の先生、授業を受ける児童の二つの存在を最重要視しなければならないため、参加観察する側がいかに壁と一体化して授業に支障をきたさないようにするかは、観察する側の持っておくべき大事な意識である。
2. 子どもとの関わりについて
若松中央小学校の子どもたちは、とても素直で、裏表の一切ない子ばかりであった。五日間の中で溶け込むのにそう時間はかからなかった。昼休み、他の実習生と比べて自信のある体力面で子どもたちを引っ張り、楽しい時間も過ごすことができた。子どもたちの驚くべきところは、私たち実習生の旅館にまで遊びに来てくれたり、長崎に帰る日に見送りに来てくれたところである。それだけで、いかに私たちを受け入れてくれていたかが分かる。つまるところ、住民性、土地柄、そういったものに救われた面が非常に大きい。自分で何か特別なアクションを起こさなくても(起こさなかったわけではないが)、あちらから色々と話しかけてきてくれた。少し先生と友達の境目が分からない子供もいたが、結果的には非常に打ち解けたということで大成功ということになる。しかし、実際これから自分が学校現場に出た時に、すべてがそう上手くいくのはあり得ない。打ち解けるのに時間を要する生徒もいることと思われる。今回の経験は、逆説的に考えれば、もし子どもから来てくれない場合は、こちらがちょうどいい塩梅の関わり方をしなければならないことをあらわしている。十人十色、それ以上ある子どもの個々の傾向、性格をしっかり見て行動すべきだと考える良い契機になった。
3. 離島の良さ
まず考えられるのは、子どもたちへの指導が行き届きやすいということ。少人数だからこそできる指導がある。一年生から六年生まで、皆一つの家族のような印象さえ受けた。少人数だからこそ指導を徹底できるというのは離島に限らず、少なからず市内にもそういった状態の学校はある。
次に、地域との繋がりが物凄く深いという点が挙げられる。はまじんちょう祭りに参加して、学校と地域との関係が根強いものだということを実感した。小さなことでもすぐに伝播する。離島の良い点でもあり、少し怖い点でもある。その後のわかしお会議と題された地域住民の方々との集まりでは、若松中央小学校の改善点、良い点などを挙げることがあったが、参加者の方々の視点は、常に「どうすればもっとより良い若松中央小学校になるか」というところにあった。地元と学校を愛する心がなければ成立することはまずないような会議であった。
そして、その若松の自然の素晴らしさは何にも代えがたいものであった。子どもたちは、豊かな自然の中で育ち、大きくなっていく。その過程で、学校も今回の社会科見学のような企画をいくつも準備し、若松への郷土愛を深めるよう取り組んでいた。事実、社会科見学は引率という役割である私たち実習生の方が楽しんだのではないかというくらい若松の魅力が詰まったものであった。
4. 総括
この実習で、若松中央小学校の方々、旅館の方々、私の五島の知人など、様々な人にお世話になり、かつご迷惑もお掛けした。実習での経験を活かさない手はない。私は4月から高校教師として人生の新しい一歩を踏み出すが、今回の実習が小学校だったからと言って無下にしていい体験ではない。人の温かさ、豊かさに触れて、そして校長先生をはじめとした確かな教育観を持った先生方と関わらせて頂いて、ためにならなかった部分があるのならば探してほしいくらいである。教員という職業目線でも、そして人間としても成長できた実習であった。 |
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