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蓄積型体験学習詳細
| 体験分野 その他の実習 |
活動の名称 歴史文化博物館での学習活動 |
実施施設・機関等 長崎歴史文化博物館 |
| 実施日 2015年8月24日~2015年12月19日 |
実施時間 実施回数:9回 実施時間:41.5時間 |
活動内容の概要
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| 歴史文化博物館で行われている学習ボランティアや、展示セレモニー、案内のサポート |
活動の総括
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私が長崎歴史文化博物館で実習を行いたいと考えた理由は、私が学んでいる芸術(音楽)と同じように歴史や文化を通して、子供たちにどのような教育的活動を行っているか知りたいと考えたからです。また、大学では「学校」という場所を中心に子供たちとの関わりを学んでいますが、本実習では学校以外の場所での子供たちの学びがどのような人のどのような関わりによって行われているのか知りたいと考えたからです。
2つの目的をもって行った実習では、大きく2つのことを学ぶことができました。1つ目は、博物館という場所が学校教育と密接に関わっているということです。実習前の私のイメージでは、博物館は社会の中の施設である、という印象が大きくありました。博物館は観光客の方や歴史文化に興味を持った方が中心にあると思っていました。しかし、今回実習で、長崎歴史文化博物館には、多くの小中学校が訪れており、それに対応する博物館の職員は教育チームと研究チームと分かれていることを知りました。そして教育チームでは各学校の見学の目的に合わせて展示紹介のアプローチを変えたり、限られた時間の中で伝える内容を考えたり多くの工夫をしていることを学ぶことができました。また展示自体にも訪れる子供たち向けに教科書の内容に準じたキャプションをつけたり、5感を通して感じたり、体験できるブースを設けて子供たちにも分かりやすく、伝わりやすい工夫がなされていました。このような博物館の工夫を生かして、子供たちの学びを最大限に深める為には、博物館側と学校の職員が学習の目的や方法を事前の打ち合わせでしっかりと共有した上で、博物館を利用することが必要だと感じました。実際に学校の職員となった時には、子供たちに歴史文化の貴重な資料を実際に見たり感じたりする機会を持つとともに、博物館の連携も行っていきたいと思いました。
2つ目は博物館では子供たち向けのワークショップを数多く行っており、その活動は歴史や文化を学習するだけでなく、学習のきっかけになるものや、未就学児に向けたものもありました。子どもクラブでは半年毎に子どもたちと様々な作品を作り、最終的に展示を行う、という活動を行っていました。子どもたちにとっては行っている活動が歴史や文化を学ぶことに繋がっているという実感よりも、作品作りを通して歴史文化を身近に感じたり、展示に興味を持つきっかけになったり、展示を通して自分を表現して伝える経験になっているのではと思いました。このことは、私が今学んでいる芸術活動にも生かせるのではないかと考えました。子どもたちの学びを広め深めていく前に、まず芸術に興味を抱けるような活動を子どもたちの発達に応じて行うことが重要なのではないかと感じました。また、気軽に母子ともに参加できる様々な体験のワークショップでは、歴史文化博物館の展示に関わる内容だけでなく、茶道や季節に関する絵本の読み聞かせなども行っていることを知りました。児童福祉の講義で、現在、学校外の体験活動の格差が広がっていると学びました。休日や長期休暇中の子どもたちの体験活動は、子どもたちの家庭環境に応じて1人1人の差が大きく、子どもたちの中にはやってみたい!と思うことがあってもなかなかできない、保護者もさせてあげられない、ということも多いと知りました。歴史文化博物館での活動を参加して、気軽に短期で参加できる活動は、このような、なかなか普段体験活動に参加できない子どもたちにとっても、参加できるものではないかと感じました。社会的な施設として、博物館や美術館などか、このように子どもたちの学校外での活動を行っていることを今回の実習で知ることができました。学校の教師として関わる際にも、このような情報を子どもたちにも多く提供していけたらと思いました。
今回の実習では博物館に対するイメージを良い意味で壊すことになりました。単なる展示を行う場ではなく、その展示を通して子どもたちの学校教育の学びを深めたり、展示に関する様々な活動を通して歴史文化に興味を持つきっかけに繋げたり、美術や音楽などの芸術と繋がったりするのだと感じました。また社会的施設として、子どもたちの学校外での体験活動の場としての存在意義も感じることができました。蓄積実習として学校以外の教育的活動を体験することができ、視野も広がり教員になってからも社会的施設を活用しながら子どもたちの学びを深めていたいと考えることができました。 |
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