蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

さきさんの記録 2016年10月3日(月)
体験分野 離島実習 活動の名称 離島実習 実施施設・機関等 五島市立 奥浦小学校
実施日 2016年9月20日~2016年9月27日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:42.5時間

活動内容の概要
・授業観察(主に複式学級)
・学習支援(採点や助言)
・環境整備(清掃)
・運動会の会場設営・撤去
・運動会のサポート・競技に参加
・子どもたちとの交流(休み時間や給食)
活動の総括
◎小規模校・少人数学級における授業・生徒指導の観察を通して

1.大規模校との違い(小規模校の良さ)を知る。
 離島出身ということもあり、離島教育や少人数指導の利点について考えを巡らせたことは今までにもあったが、実際の現場を間近で見たことによって初めて気づいた良さが2つあった。
 1つ目は「責任感や協調性が育つ」ということだ。これは、中学生と合同で運動会の会場設営を行った際に感じた。全体の規模が小さくなるとはいえ、設営の作業や必要な係の仕事の数が減るわけではなく、それを少ない人数で熟さなければなければならない。そのため、一人ひとりの働きが重要で負担が大きいという自覚(責任感)や、周囲を見渡して他を手伝おうとする姿勢(協調性)を身につけさせるのに、とても適していると考えられる。
 2つ目は「本当の自主性が育つ」ということだ。これは、子どもたちにやる気を出させる際のアプローチが、大規模校で自分が受けてきたものと違ったことから思い至った。離島やへき地では周りのメンバーに変動がないことから競争心があまりなく、競争によって生まれる向上心や相乗効果を利用した教育がやりづらいことが難点とされている。しかし見方を変えれば、競争心をもちやすい・もたせやすい環境は、学習や活動を勝つためや勝って褒められるための"手段"としてのもの(外発的動機によるもの)にしてしまう危険性もあるのではないだろうか。そこで離島では、競争させることは重要視せず、活動の理由が自分自身に向きやすい環境を生かして、教員がその内発的動機の後押しとなるような声かけや支援を行うことが必要なのだと感じた。"手段"ではなくそれ自体を"目的"として行う学習や活動の積み重ねは、あらゆることに本当の自主性をもって取り組める人材づくりに繋がっていくと思う。

2.丁寧な児童生徒理解に努める。
 小規模校とはいえ、一人ひとりの個性、学習面における進度や理解度の個人差、それぞれの背景にある家庭環境など様々で、短い期間でどれだけの子どもたちに受け入れてもらえるだろうかと初めは不安だった。だが、自分からは寄ってこないなと思った児童と学習支援が必要な児童を中心に、どのように関われば興味を持ってくれるか、話を聞き入れてくれるかを考えながら行動することは、実習をとても充実感のあるものにしてくれた。3年次の主免実習を受けて子どもたちを見る視点が増えたことも感じ、将来は大規模校であっても丁寧で適切な児童生徒理解を行える教員になるため、大学院でさらに勉強しようと思わせてくれた5日間だった。

◎離島という環境について

1.学校と地域の連携を学ぶ。
 運動会が市民運動会も兼ねていたため、直接地域の方々と交流することができ、想像以上に感じられた地域との繋がりに驚くほどだった。学校の先生方は地域の方々のことまで考えた準備や進行をし、市民運動会の役員の方々はスムーズな進行のために常に走り回り、地域の方々は子どもたちに温かく大きな声援を送ってくれていた。学校も地域も一体となって盛り上げようとしている運動会に参加したり、小規模だからこそ、離島だからこその"持ちつ持たれつ"な濃い関係性を垣間見たりすることができたのは、今回の実習の大きな収穫の一つだと思う。

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