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蓄積型体験学習詳細
| q09vgfさんの記録 |
2016年9月26日(月) |
| 体験分野 学習支援実習 |
活動の名称 学習支援実習 |
実施施設・機関等 長崎市立 緑が丘中学校 |
| 実施日 2016年9月12日~2016年9月16日 |
実施時間 実施回数:5回 実施時間:44時間 |
活動内容の概要
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・授業中の生徒,教師の観察
・授業のサポート(個別指導,丸付け)
・授業以外(朝の会,給食,帰りの会など)の生徒,教師の観察,サポート
・昼休みの補習,サポート
・清掃の指導,サポート
など |
活動の総括
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1. 附属中学校の生徒との学力の違い について
1週間実習をおこなってみて学力の面では明らかに附属中学校の生徒と差が感じられた。附属中学校では同じ内容を2,3時間かけておこなうことがなく次々と進んでいくので、テンポがかなり良い。しかし公立中学校では学力が附属中学校ほど高くないため、同じ内容を2,3時間ほどかける必要がある。この方法で授業を進めていくと、次々と進めていく方法より確実に定着していくが、進度に余裕がなくなるのではないかと思った。例えば災害等で休校になった場合、その分の授業をどこで埋め合わせていくのかを改めて考える必要がある。なので、生徒個人の学力を把握してスケジュールを立てて授業をおこなっていかなければいけないと思った。また他クラスと進度を合わせることも考えなければいけないと思った。
また今回は1年生を担当したが、例えば数学で問題を解く時間のときに基礎の基礎でも躓くことがあった。なので、新たな内容を教えるときは1から丁寧に教える必要があるのではと思った。そして分からなくなる生徒の中によく見られた傾向として、途中式にある単純な足し算・引き算(1桁±1桁)が混乱して分からなくなることがあった。「方程式」の内容で躓いてる生徒を教えているときに、文字式の計算に躓くと思いきや単純な足し算・引き算で間違えることが多々あった。これはあくまでも推測だが、躓いている生徒は“なぜ移項すると符号が変化するのか”や“なぜ複数の分母の最小公倍数をかけると分数が消えるのか”や“なぜ文字式同士・数字同士しか計算ができないのか”などの説明を理解せずに問題を解いているため、計算が作業になっているのではないかと思われる。そのため単純な足し算・引き算でも分からなくなってしまいいつまでも解けない事態に陥ってしまうのではと思った。なので躓いたときには「普通に足し算・引き算するだけだよ」と声をかければ計算し直すのだが、このときも言われるがまま計算しただけだと思ったので、1人で計算できるようになるにはかなり噛み砕いて説明する必要があると思った。これは全教科でいえることだと思った。
そして学力の差以外にも授業に臨む姿勢で差が感じられた。まず道具を持って来ないことが様々な生徒で見られた。授業の始めに教師が持ち物チェックをすることが多かったが、そのときに挙手する生徒が決まっており、その生徒はどの授業でも何かしら道具が足りないことがあった。そして教科書などを見せてもらうときの態度も見なかったり横柄だった。さらに忘れた生徒の傾向として、道具がなかったら“話をしっかり聞く”や“紙にノートをとる”などのことをせずに、“伏せて寝る”や“お喋りする”や“落書きをする”など、授業を受けない態度をとることが多かった。これも推測だが、道具が無いとやる気も失い別のことをしたくなるのではと思った。教師に聞くと「姿勢を見せない生徒には何度注意しても聞かないので、ある程度放棄している。そしていつか自分で気づくようにしている。」と仰っていたので、放棄することも指導の一つであることを知った。また「一回一回注意をしていると授業が進まない!」とも仰っていた。そして驚いたのが、生徒の中には注意を受けても無視したり、教師が起きるようにさすった手を振り払ったりと反抗していた。その生徒には授業後に呼び出して指導をしていたが、生徒に反省している様子が全く感じられなかったので、指導の難しさを知らされた。
2. 附属中学校との授業内容,教師の手立ての違い について
附属中学校には道具や視聴覚教材がかなり充実していたが、私が中学生時代は各教室に視聴覚教材が無かったり全員分の道具が無かったりしていたので、今の公立中学校はどうなっているのかとても気になっていた。結果として各教室に50インチのテレビがあったので、私が中学生のときより充実していた。そのテレビは社会・理科・英語の授業で用いられており、教師がパソコン・タブレットを持ち込んで接続して使用していた。使い方として教科書に準拠した専用ソフトを用いてグラフを動画で説明したりビデオを流したり教科書の画面に線を引いたりしていた。視聴覚教材を用いることで説明しにくかったところもできるようになり、また時間も短縮できるのではと思った。用いればかなり便利だと思ったが、使い方を慣れていないと宝の持ち腐れになってしまうと思った。これから機器もどんどん発展していくと思うので、視聴覚教材に限らず職員用パソコンの扱い方も知る必要があると思った。
そしていくつかの教科でプリントを用いて授業を進めることが多かった。ノートにはプリントを貼ってノートを完成させるようにしていた。またノートを用いずワークをノート代わりにしている教科があった。ワークには教科書に準拠した穴埋め問題や計算問題などが載ってあり、ノート欄に板書するようにしていた。個人的にはワークはとても便利だと思ったが、穴埋めが目的になってしまい内容が身につきにくいのではと思った。また復習や見返しがしにくいような感じがしたので、もし教師ならワークを用いようかどうかを考えさせられた。
いずれの方法も授業を円滑に進めるためであったり、生徒の興味を惹くためである。このような方法は附属中学校と変わらないが、やはりモノの充実度でいうと差があるように思ったので、限られたモノで授業をつくっていかなければいけないことを知ることができた。実際の現場での実情を知ることができる貴重な経験になった。
3. 附属中学校との生徒の様子の違い について
授業中の様子は1.で述べたが、他にも気になったことがあった。教師の説明に一言一言反応して反復していた。このことに教師も他の生徒もほとんど触れていなかったが、個人的にはかなり気になった。観察していると意味があって反復するのではなく、ただただ反復するだけだったので邪魔に感じられた。なので、教師になったら一回一回注意すべきか注意せず触れないでいるか、どうするのが良いのかを考えさせられた。
学校は8:15から始まるのでそれまでに登校していれば良いが、7:30より前に登校している生徒がいた。始まるまでの過ごし方は教室でゆっくりしていたり他クラスの生徒と廊下でお喋りしていたりと様々だったが、他クラスの生徒と走り回って騒いでいる生徒もいた。その生徒は授業では忘れ物をよくしていてずっと寝ている生徒だった。授業には参加せず授業以外では活発に動くのは学生に見られる光景だが、態度の差がかなりあったので、今後の学習がついていけるかが心配になった。またたまに授業中に起きると他の生徒にちょっかいを出してかなり迷惑をしていたので、孤立しないか、そしてちょっかいを出された生徒も心配になった。私が授業中に何度も注意したり厳しく注意したが全く改善されなかったので、教師はかなり苦労しているだろうなと切実に思った。
クラスの交友関係は良好で男女問わずいろんな生徒と話していた。お互いを笑顔でいじったりいじられたりできる仲であり、喧嘩は無かった。しかしふざけ過ぎて周りが見えなくなり危険な場面が多々あったので教師がいないところではこんな感じなんだと知ることができた。
そして特別支援学級に通ってる生徒ともとても仲が良いようだった。その生徒のサポートを自らしていたがそれを当たり前のようにしていたので、これは教師によるクラスの雰囲気づくりが上手くできているからなのではないかと思った。また小学校からの仲であり障がいがあることを知っているだからという要因もあり得るので仲が良いのではないかと思った。
教師の生徒との関わりを観察してみると、昼休みも積極的に参加して補習をおこなったりお喋りをしたりと、楽しそうにしていたので仲が良さそうだった。このような関わりで生徒と距離を縮めてさらに生徒の交友関係を知る実態把握を図っているのではと思った。授業以外の関わりを通して生徒との距離を縮め信頼関係を築くことは教師として最低限必要なことだということを改めて知った。
他に驚いたこととして、職員会議の仕方である。紙媒体で会議を進めるのではなくパソコンの共有ファイルを用いていた。作業の効率化を図られていたので、パソコンを用いることに新鮮に感じられた。また職員会議の雰囲気も思ったより和やかだったのでイメージを覆された。
今回の実習では教師として最低限必要である「生徒理解力」と「教科指導力」を見ることも目標としていたが、学校生活全体で様々な場面で発揮されていることが分かった。また“教師間連携”や“教師・生徒間連携”,“生徒間連携によって教師が知る”など、人との関わりで学校生活が成り立っていることを身を以て知ることができた。これは学校以外のどの社会でもあることなので、今後に活かしていきたいと思った。
また今回の実習は1校の1年生しか観察できなかったため、他学年や他の公立中学校が全てこのような感じだとは一概に言えない。しかし基本的には1年生は、小学校の感覚がまだ抜け切れず、まだ教師の指示通りにしか動けないが、2,3年生にはない活発な面がありエネルギッシュだと思うので、今回学んだことを忘れずに活かしていかなければならない。 |
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