蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

Happinessさんの記録 2017年10月28日(土)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援 実施施設・機関等 長崎市教育研究所 学校適応指導教室「ひかり」
実施日 2017年6月8日~2017年10月17日 実施時間 実施回数:7回  実施時間:42時間

活動内容の概要
日常の活動
①朝、登校した生徒とのコミュニケーション
②クリエイトタイムで、工作や話し合い、リフレーミングを行う。
③学習時間では、学習支援を行う。(教科は複数)
④昼休み
⑤体育で、体の柔軟性を高めるストレッチやバレーボール、ドッジボールや創作 ダンス、色おに遊びなど行う。
⑥帰りの会で、今日の一日の振り返りを行う。
⑦放課後、自主的に残って学習する生徒の学習支援を行う。
⑧先生方への報告を行う。

課外活動
①早めの出勤をして、生徒の健康観察を行う。
②街中を歩くので、生徒の後ろから付いていき、生徒の安全と健康管理をする。
③活動中、生徒の安全を守るため注意喚起をする。
④生徒にとって有意義な活動となるように、積極的にグループワークに参加する。
⑤体調悪い生徒への支援を行う。

日常の教室での支援や内容、課外活動での実習内容は日々異なるが、事前に打ち合わせがあり、詳細に活動内容を把握することが出来る。
活動の総括
6月からの実習を目標1から4に照らし合わせて、振り返りを行いたいと思います。
目標1:「生徒の実態把握をすること」
実習の間、朝、登校した後に生徒とコミュニケーションとれる時間がありました。その時間に積極的に関わることで、生徒から声をかけてくれるようになりました。私は、生徒のことを知りたいという気持ちを持ちつつ不安がられることを心配してなかなか話を展開することが出来ませんでした。しかし、生徒は「疲れましたよ~」と何か話したげに声をかけるので、どうしたのかと少しずつ生徒の言葉や表情に注意しながら楽しく会話が出来るようになりました。
生徒と会話を通してやりとりを重ねるうち、生徒が抱える不安や悩みを聞くことができ、言葉かけに悩む時が多かったですがその分、言葉の引き出しを増やせるよう、努力することが出来ました。生徒の実態を全て把握することには限界がありますが、実態を把握するために生徒と直接やり取りすることはとても重要であり、これからも生徒に合わせて把握するための手段を考えていきたいと思います。

目標2:「言葉かけやアプローチの仕方を考え、共有すること」
実習の活動のなかに、クリエイトタイムでリフレーミングをする機会がありました。リフレーミングは、消極的な言葉を積極的な言葉に言い換えて前向きにとらえることが出来るようにする作業です。
その作業の中で、生徒達は日ごろ、気にしていることを教室に来ている友達同士でリフレーミングし合っていました。悩み事や気にしていることは簡単に思いつく様子でしたが、それらを前向きな言葉に変換することに苦戦していました。生徒のなかには、前向きに考えても悩みは消えないという率直な意見もあり、受け止めるほかなかったように思います。その時、タイミングを間違って「大丈夫だよ」という言葉かけをしてしまったら、生徒を追い詰めていたかもしれないと思います。
このように、生徒との信頼関係を築いていく中で、タイミングや言葉を間違えず、時には生徒の気持ちをそのまま受け取ることも必要であると学びました。そして、生徒が感じた気持ちを知り、それを一人で抱えるのではなく、先生方に伝え、知識や技術を教えて頂くことで自分自身の考えを改めることもでき、不安定な生徒への対応の仕方を実践しながら学んでいくことが出来ました。

目標3:「生徒の不安を和らげる活動を考えること」
朝からのコミュニケーションの時間では、悩みや心配ごとなどを相談されました。しかし、その時間で解決するような内容ではなく、多くの人の支援と時間によって少しずつ解決するようなものだと感じました。また、私はまだまだ未熟で生徒が投げかける様々な質問に、納得できるような答えを出せません。そのため、不安を和らげるのではなく、一緒に体を動かしながら気分転換できるように努めました。
実習の活動の中に、「体育」の時間があり、バレーボールやドッジボールなどチームを組んで活動するゲームに積極的に参加しました。バレーボールでは、生徒が打ちやすいようにボールをパスしたり、生徒に繋げられるように高く打ち上がったボールを拾いに行ったりしました。その結果、生徒に実習生であってもひかり教室の仲間という認識を持ってくれたのではないかと思います。
このように活動が出来たのも、指導員の先生方のおかげだと感じています。指導員の先生は、実習生の私が生徒と思う存分触れ合えるよう、機会を作って下さったりアドバイスを下さったりして支援をして頂きました。この支援のおかげで、生徒と信頼関係を築くことができ、その後の活動が円滑になっていったと感じます。
このような取り組みを通して、生徒に配慮をしながらも活気が出るように自ら動くことも必要であり、本気になる場面を示すことで生徒に真剣さを伝えることができ、お互いの関係を近づけるきっかけになることを実感しました。

目標4:「生徒が分かりやすい学習支援の方法を考え、実践すること」
日常の活動に、学習時間があり生徒の学習支援に入りました。生徒一人一人、教科が異なる日もあるので、質問されることが幅広く知識を整理しておく必要がありました。また、私が習ってきた頃から学習内容が増え、一部高校の知識も含まれていました。そのため、高校で選択しなかった科目は教えることが出来ませんでしたが、生徒と一緒に学んでいくという形をとり、生徒の学習に関わりました。
生徒のなかには、学校の授業に参加していないため遅れている部分はありますが、勉強に取り組もうという姿勢があり、その意欲に応えたいと思い、紙とペンを持って説明を何度もしました。なかには、説明しても納得いかない生徒もおり、自分の説明が1通りしか無いことが生徒に申し訳なく、アプローチの仕方を複数知っておくことが教える立場として大切であると理解しました。
また、生徒からは、よく数学の問題に関して質問されました。私も中学生の頃、数学に苦戦していたので、引っ掛かりそうな点に集中して図やイラストを使って説明しました。図を多く用いるやり方もありますが、指導員の先生はポイントごとに文章化しそれらをふせんに貼って教えていました。生徒によって、図であったり文章であったりと分かりやすい説明の仕方が異なることを知ったので、どちらでも教えられるよう、他に工夫すべき点が無いか考え柔軟に対応していきたいと考えます。

この実習を通して、不安定な生徒の気持ちを理解しつつ学習も保障する役割を果たすには、自分の知識を常に更新し、厳しさと優しさを両方使いこなしていくことや経験を積んでいくことが大切であると感じます。そのため、これからは何が大切なのかを見極めながら経験を重ね、価値あるものとなるよう精一杯努力していきたいと考えます。

最後に、長期にわたる実習のなかで、貴重な経験をさせて頂き多くのことを学ばせて頂きました。ありがとうございました。

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