蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

147ymさんの記録 2017年12月21日(木)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 蓄積型体験実習 実施施設・機関等 長崎市立 福田小学校
実施日 2017年4月1日~2017年12月31日 実施時間 実施回数:6回  実施時間:41時間

活動内容の概要
・学習支援(個別指導、まるつけなど)
・子どもとのかかわり(朝・帰りの会、休み時間、給食、掃除、昼休みのふれあい、下校指導など)
活動の総括
 今回は今までほとんどかかわったことのなかった小学1年生の学習支援に入り、今までかかわってきた子どもたちとの関わり方と合わせて考えると年齢の違いによる指導の差を大きく実感する実習となった。

1実際の現場の様子を知ること
 教育実習で自分が実際に教壇に立って授業をしていた時はとにかく授業を行うことに手いっぱいで、生徒の意見や考えを見て指名しようなどということは気に掛けることができていても、実際に生徒がどの程度まで理解ができているのか、ついてこれていない生徒はいないかなど、自分が授業すること以外のものについてはなかなか見ることができていなかった。しかし今回の実習では先生方から遅れがちな児童を教えていただいて個別指導についたり、自分が机間巡視するなかで支援を必要とする児童をみつけたりして実習にあたったため、小学1年生の児童の学びがどういったもので、つまづきやすいのはどこかなどを見つけていくことができた。
 今回の実習で一番難しいと感じたことが「声かけ」である。今まで自分がかかわってきたのは中学生や小学校高学年の子どもたちで、もし分からないことや悩んでいそうなことがあった場合は「どこが難しい?」などといった声かけでも子どもたち自身が言葉にしてくれていたため、私もどこが分かっていないのかを把握することができていた。しかし1年生の子どもたちに同じ声掛けを行ってしまうと、まだ自分が分からないことを言葉にすることが難しく、どこがどのように理解できていないのかをこちらで判断してから「こういうことが難しかったのかな?」など、私自身の言葉も理解してもらえるようなかみ砕いた言葉にしなければならなかったため、指導をする際に悩むことが多かった。ある児童が教科書の文字をプリントに写すといった作業で、最初は児童の横について教科書とプリントを指で差しながら書いてみるよう促していたのだが、まったく作業が進まなかったため私自身もノートにプリントと同じ様式で枠を作って一緒に書いてみたところうまく作業が進んだ。また、日々の記録を書く作業でも同じく児童が口にした言葉を私が文字で書き表していくと、その児童も自分で文字を書くことができた。今の自分にとっては文字を書く、ひらがなを書くということが当たり前であるけれど、まだひらがなを言葉から文字にする作業がうまくいかない児童もいるのだと気づけたことで、指導の方法を変えてみたり、工夫をしたりする必要性も実感することができた。

2 信頼関係を築くこと
 40時間という限られた実習時間の中で子どもたちとどのように信頼関係を作っていくべきか、ということも今回の実習の目的であった。やはり初めに実習に行った頃は急に来た実習生という感じでよそよそしい児童もいたのだが、実習の回数を重ねるごとに、まだ配属されたことのないクラスの子どもたちからも顔を見るとにこっと笑ってくれたり「今日は私たちのクラスに来ないんですか?」などと声をかけてもらったりして短期間で実習に行くだけでも子どもたちは慣れてくれるのだな、と嬉しく思った。実習が終わりに近づくと図工の授業で使っていたビーズをプレゼントしてくれたり、登校するバスで一緒になって最初に下車した児童が最後に下車した私を待っていてくれたりして、日々の関係づくりの積み重ねがこうやって何か目に見えるところに現れることもあるのだと実感できた。
 信頼関係を築いていく上で、私は適切な時に褒めることができ、叱ることもできることが必要だと感じていたのだが、今回の実習ではやはり1年生から見ても「教育実習生」という印象が強かったようで、私自身指導するべきか悩んで子どもと向き合っていたところを担任の先生が指導を入れてくださり、指導をするべきところで指導をすることができなかった場面があったため、今後実際に教職についてから経験を積んでいく必要があるなと感じた。

3 様々な視点を知ること
 実習は基本的に1年生に配属されていたが、研究授業や縦割り活動など他学年の学級に足を踏み入れる場面があった。その中で私が特に差を感じたことが学級の環境である。学級ひとつをとっても机の配置や、黒板の掲示物や板書の使い方、教室の前と後ろにある掲示物の内容や量、配置がどの教室も違っていて、それぞれ担任の先生が意図をもってなされていることなのだろうなと感じた。1年生の教室では授業中の発表の仕方や時間割、授業開始と終了の目安になる時計が置いてあったりしたのに対し、学年があがるにつれて教室の前方にある掲示物が少なくなっていく傾向にあるなと感じた。やはり子どもたちが常に見る風景であることを考えると、前方に掲示しておく必要がないものに関しては学年に応じて後ろの掲示物へと変化していくように思えたので、自分自身が学級経営を行っていく上で参考にさせていただきたいと感じた。

実習は40時間で一旦終了したが、先生方からのお声がけもいただけて12月に入って1クラスに最低1回は実習に行き、子どもたちとより関係を深めていくことができた。回数を重ねるごとに私も子どもたちも少しずつ慣れていったのがはっきりと感じられたので、日々のコミュニケーションを積み重ねられる教師を目指したいと改めて思うようになった。また、最終日には名残惜しそうに下校していく児童もいて一層教職への意欲が高まった。小学校は1年生から6年生まで幅の広い年齢の子どもたちが同じ年齢層の子どもたちと生活する場であり、その中で教師がその年齢に応じたコミュニケーションや指導を行っていくことが当然であるが、その当たり前の指導こそが重要であり難しいことを体験することができた。この貴重な経験を無駄にすることのないよう卒業までの間で自分自身にもできることを見つけていきたいと考える。

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