蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

Cgj2vさんの記録 2017年6月30日(金)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 野外体験実習(高尾小学校)
実施日 2017年6月14日~2017年6月16日 実施時間 実施回数:1回  実施時間:15時間

活動内容の概要
・活動の準備、後片付け
・児童への声かけ
・お茶の準備
活動の総括
1“適切な指導を行えるようになる”について
学校の先生方や日吉の先生方の説明を聞いていると、オリエンテーリングではどこが危険なのか、注意点などを端的にわかりやすく説明されていました。子どもに説明をするときには要点だけを押さえて話すことが必要だと感じました。
2日目のスコアOLでは事前に先生方が危険箇所を把握されていて、不安な班には引率をすることで無事に終わることができたと思います。私は先生のOLは児童同士で揉めることを前提としており、最後に和解して全員でゴールすることができれば良いという話が印象に残りました。私は常に成功することを考えていたけれど、失敗を経験することも大事だということを学びました。そのことで子どもたちはより「協力」について学べるし、更に「思い出に残る宿泊学習」になると思いました。OLはこのような先生方の念入りな準備と深い計画のおかげで成り立っていたのだと実感しました。
2日目の夜には学生主体でオリエンテーションを担当させていただきました。実際に先生として前に立ってみてまとめることの難しさを実感しました。またゲームを難しくしすぎたためスムーズに行えなかったところもありました。しかし児童は無意識に私たちが意図した通りの動きをしてくれました。ゲーム自体は難しくても、こちらの指導がきちんとしていれば成り立つことができたと思います。改めて先生の指導の重要さと難しさを学びました。
先生方は常に周りを把握されていて、その都度適切な指導を行っているように感じました。私自身、今回視野を広く持つことを意識していましたが、自分の作業に没頭してしまうところもありなかなか上手くいきませんでした。自分の作業をしながらも常に周りの状況を把握する力を持ちたいと思いました。

2“子どもたちの支援を行えるようになる”について
私はこの3日間で子どものよい所は褒めて、できないところは助言をすることを常に意識していました。お魚体験や野外炊さんでは1対1で話す機会が多かったので積極的に褒めることができました。助言をすることについては最初の方は時間に遅れがちな班に声をかけることができずに、全体の時間が遅れることもありました。それからは時間について助言することを心がけて、「5分前になるよ」や「時計を見て行動してね」と声かけをしました。しかし最終日でも遅れた班がいたためもう少し声かけを徹底するべきだったと思います。
私の1番の反省点は野外炊さんで助言をしすぎたことです。児童の中でも役割分担はされていましたが、手の空いた人は他の仕事もやって、臨機応変に進めたいと思い指導をしすぎてしまいました。そのときに「僕は○○係だから他のことはやらなくていいんだよ。」と言って動かない子もいました。その子にはもう少し上手に説明をするべきでした。また私が指導をしすぎたせいで子どもの方が野菜の大きさや飯ごうの加減など小さいことも質問してくるようになりました。上記にあるように失敗をしてもいいから、子ども同士で考えて行動をさせるべきだったと思います。そのことを後悔してから、子どもに聞かれても「どうかな?他の人に聞いてみてごらん。」と返すようにして班内で話し合う機会を設けることを意識しました。後半は子ども同士で話し合いながら慎重に物事を進め、良い雰囲気で行えたと思います。私は幼稚園教育コースなのでどうしても幼稚園児のときのように身の回りのこと全てに助言をすることを考えてしまいます。そのためどこまで支援をしてよいのか考えるのが難しかったです。わざと分かっていても黙っていて、子どもに気付かせることも大切だということを学びました。野外炊さんが終わった後に子どもたちがこの3日間が楽しくてあっという間に終わったと話していていました。ある子はこの野外炊さんが一番楽しかったと答えてくれたので嬉しかったです。私の目標の1つである「子どもたちが『楽しかった』と思えるような野外体験」に少しでも支援ができたのだと思いました。

3.“信頼関係を築く”について
最初はお互いに緊張をして話すことができませんでしたが、活動をするごとに児童とのふれあいも増えてきて信頼関係を築くことができたと思います。しかし児童の中には先生をつけないことや、敬語を使わないことがありました。私も児童と仲良くなりたいという思いもあり注意をすることができませんでした。先生からきちんとメリハリをつけて接することが必要であると思いました。
先生方は児童一人ひとりの特性を把握して、その子にあった対応をされていました。そのことで互いにより強い信頼関係を築くことができるのだと思いました。改めて現場の先生方の力の大きさを実感しました。

高尾小学校の5年生ははじめから大きな声で挨拶をしていて驚きました。また5年生全体を見ていると先生方や子ども同士が名前で呼んでいて、学年の雰囲気の良さが伝わりました。それは全て先生方の指導力の賜物であると思いました。私も先生方のような指導力をこれから身に付けていきたいと思います。
この3日間は正直に辛い部分が多かったですが、最後に子どもたちからお礼の言葉を言ってもらえたときには最後まで頑張ってよかったと思いました。3日間でとても貴重な体験をさせていただき、高尾小学校の先生方、子どもたちには本当にお世話になりました。ありがとうございました。

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