蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

みさきさんの記録 2017年7月6日(木)
体験分野 その他の実習 活動の名称 野外体験実習 実施施設・機関等 野外体験実習(高尾小学校)
実施日 2017年6月14日~2017年6月16日 実施時間 実施回数:3回  実施時間:20時間

活動内容の概要
初めて会う子どもたちと2泊3日で体験学習に行ってみて、いろいろな子と触れあえてとても良い機会になりました。ちょっと態度が良くない子がいると聞いていたから心の中で、恐れていました。しかし、3日間の様々な活動を通して、しっかり話したり支援したりすることでちゃんとそれに応えてくれるということが分かり、生徒のことを聞いたことだけで勝手に判断したことに反省しました。生徒のことを外観だけで捉えることはしてはいけないと、分かっていたつもりなのに無意識にそれをやっていて、これから気をつけなければと感じました。
活動の総括
1、適切な支援を行う       
 野外体験実習で子供たちを観察していて、支援が必要なのかここはそのままにして見守ることが必要なのかと悩む場面が何度かありました。一日目のお魚体験でお魚をさばくのが嫌だという子がいて、何とかやる気にはさせたけれどそのあとに「魚の頭をとるのが気持ち悪い。先生やってください。」と言ってきました。この時に断ったらせっかくやる気になった気持ちがなくなるのかなと一瞬思い「いいよ。」と言いそうになりました。でもこれは成長につながるのか、この活動の意味がなくなるのではないかと自分に問うことで、こどもに自分でやってもらいました。何とか自分でやり切ったその子の顔は凄く嬉しそうでした。私のところにも「先生私3匹もさばいたよ!」と嬉しそうに報告してくれて、私もあそこで支援しなくて見守って良かったと思いました。
 また活動に限らず、生活の中でも支援を行うべきなのかと考えるところがありました。私が一番支援したと思うのは帰る日の日吉チェック(布団の片づけ・部屋の清掃)です。私は男の子の部屋を見ました。正しい片づけ方の見本が各部屋にありましたが、それに沿って完璧にしている子はほとんどおらずチェックすることが多かったです。この時の支援として、何が自分たちと違いどうすればいいのか理解してもらうと思い、実際に子供たちの前で布団をたたみました。すると「あー!俺分かった!こうすればいいんだ!」と言ってくれる子が多くて、私の行動はこどものためになったのかなと思い嬉しかったです。また、気が強い男の子がいてその子が違うと指摘されるたびに投げやりになっていることに、私は少し焦りを感じていました。しかし正しいたたみ方がわかり合格と言われると、ほかの子の手伝いに行っていて、支援をするかしないかも難しいと思いました。また、支援のしすぎもよくないししなさすぎるのも駄目だと思います。さじ加減がすごく難しいなと感じました。子供の成長をこんなにも間近でみたのは初めてのことだったので、この体験はとても意味あるものになったと思いました。
 

2、臨機応変に行動する
 今回私が一番困ったと感じたことは、時間を守らせるということです。全員が時計を持っているわけではないので、一人一人が時計をみて行動することはできません。だから五分前行動が守れず、準備が遅れている子が必ず一人はいました。その子には急いでと急かすべきなのか、黙ってみていて一言で伝えるべきなのか悩みました。また朝の集いまでに時間がないと分かってはいるけれど名札がないからいけないという子がいました。私はその子から「先生名札がありません。どうしたらいいですか。」と聞かれて、すぐに答えることができませんでした。周りに先生方がいないか探すことも考えましたが、本当に時間がなかったので後で探させようと思い集いに向かわせました。別の日には同じように遅れている子がいて、その子は部屋着のままでした。ほかの実習の先生が急ぎなさいと言っていたところで、私も早く行かなきゃと思っていました。しかしその子は一歩も動かず黙っていました。話を聞くとズボンだけでも着替えたいと言っていて、このままだったら埒が明かないと感じたので着替えを許しました。後から考えると、広場で待っている子のことを思うと時間を優先させるべきだったと反省しました。今回のことで、臨機応変に行動することはとても重要だけど下手するとほかの人に迷惑をかけてしまうなと思いました。だからこそほかの先生との連携や、次の流れを頭のなかでイメージすることが必要だと切実に感じました。
 
3、子供たちに野外体験実習を楽しんでもらう
 野外体験実習でメインの活動は、スコアオリエンテーリングと野外炊飯だと思っていました。この二つの活動では実際に子供たちと一緒に活動ができました。スコアオリエンテーリングでは午後の部で始め3つのグループと合同で周りました。12人の子供たちと共に行動すると色々な子がいて、どこに行くかなど歩くのが速い子が決める傾向にありました。お茶休憩も取らずに歩き進めていたのでたまに声をかけ、基本的には自分たちで気づいてもらうようにしました。すると一人の男の子が後ろの子の様子を見に来てくれて、前の子に「歩くの速いよ。ちょっと待って」とか「俺休憩したいけん、ストップして。」と言ってくれる姿があり嬉しく思いました。スコアボードを見つけると、みんな叫び声をあげて喜び笑顔がはじけていて、この同じ時間を共有できて良かったと改めて感じました。そのあとに別のグループと一緒に行動すると、そこの班はまとまりがすごくて班行動をしっかり守る班でした。日吉に帰るための最後の坂を上るときに一人ついて来られなくなっていると、一人がその子の手をとって引っ張ってくれていて助け合いだなと感じました。 
 最後の活動の野外炊飯では、配られた手順の通りにやる子もいれば楽しさが勝り自分の思うままに活動している子もいました。声をかけるとしっかり手順の確認を行い活動に戻っていて楽しさがすごく伝わってきました。自然と役割ができていて、窯のところに行く子もいれば使った食器を洗っている子もいて、成長が感じられました。私が洗い場のところにいると、カレーの状態を逐一報告に来てくれてその時の子供たちの顔はとてもはじけていました。カレーを食べている時も嬉しそうで「私たちの班のカレーが絶対一番美味しいばい!」と言っていて活動が充実したものになったのだと感じることができました。後片付けも本当に楽しそうで「先生これオッケーですか??」と何度も何度も来て、汚れを指摘しながらも応援したくなる子たちだと思いました。最後に男の子が「まだ帰りたくないなー」と言ったのが聞こえたので「野外体験学習楽しかった?」ときくと、とびきりの笑顔で「はい!!!」と言ってくれました。私はその時の笑顔が本当に嬉しくて、一生忘れられないだろうと思いました。私にとっても最高の野外体験学習になりました。

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