蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

TREKさんの記録 2017年9月16日(土)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 緑が丘中学校2-2 学習支援 実施施設・機関等 長崎市立 緑が丘中学校
実施日 2017年9月11日~2017年9月15日 実施時間 実施回数:5回  実施時間:47時間

活動内容の概要
・授業中の個別指導(全教科)
・宿題の指導(休み時間)
・休み時間や昼休みでの生徒とのふれあい(会話、給食等)
・放課後の部活動指導(陸上競技部)
活動の総括
①低学力、あるいは発達障害をもつ生徒への指導について 
 今回の実習では2年2組に配当され、主に授業中の個別指導を行った。事前打ち合わせの段階で、低学力、あるいは発達障害をもつ生徒がいることは伝えられていたので生徒それぞれにあった適切な支援方法を模索した。
 実際に学級に入ってみると、小学校段階での学習内容(加法、減法など)が正確にできない生徒も多々見受けられた。特に数学では、教師の説明では学習内容が理解できず、個別指導で丁寧に説明して多少理解できたとしても計算が正確にできないためにミスを繰り返すこともあった。ある生徒は、授業で積極的に発言するにも関わらず、板書を全く取っていなかった。これは、LDの症状なのかもしれない。低学力の生徒の基礎基本の定着は早急に必要であり、最重要事項であると感じた。また発達障害の場合は、通級指導も必要である。授業での個別支援に加えて、家庭学習として保護者の協力を仰ぎながらその子にあった適切な量で具体的な課題を与えることも必要なのかもしれない。
 授業内容についていけない生徒たちの多くが、現実逃避するように寝てしまうことが多かった。授業中に起こしてまわることも少なくなかった。理解できないがために、授業中に寝てしまっているのは学力の低下につながるばかりで悪循環といえる。しかし、学級内に学習内容についていけていないと思われる生徒が多く、一人の教員だけの指導・支援だけでは限界があると感じた。そのような中で、ある先生は適宜班活動を行わせ、班で協力させて課題に取り組ませたり、教え合わせたりしていた。授業によってはTAの先生が入ったりもしていた。教員が授業でTAを入れる、あるいはティーム・ティーチングを行うことが効果的であるが、学校の教員数や仕事量の兼ね合いの中では多くの学校でそのような取り組みの実施は容易ではないのかもしれない。
 また、低学力である生徒たちは生活リズムが一定でなかったり、落ち着きがない、提出物の期限が守れない、プリントの整理ができないといった現状があった。
 プリント整理ができない生徒は授業で使用するプリントを紛失するような状況であったのでいくつかファイルを渡して整理させた。一時的かもしれないが、必要なプリントがきちんと手元にあることで授業に参加しようとする姿勢をみせることが多くなった。
 学校生活でのリズムをつくり、気持ちを落ち着かせるという点で、授業前の「2分前着席・1分間黙想」は効果的であると感じた。しかし、その活動が形骸化しないように教員による指導も適宜必要である。
②授業におけるICTの活用について
 各教科でデジタル教科書や、実物投影機の活用が多くみられた。先生によって使い方に程度の差はあるが、①で述べたような低学力の生徒たちの理解への一助となっていた場面もあり、なにより生徒たちの興味関心を引き立てるような資料をみせることができる。やはり、学習には生徒の意欲が重要であり、その点でICT機器の活用は有効である。しかし、ICT機器に頼るばかりで生徒の学習内容理解ができているような錯覚を起こしてはいけない。ICT機器の使用は目的ではなくあくまでも手段であって、教師の授業のやりやすさだけでの使用ではなく、生徒への効果を念頭におく必要がある。
③部活動の指導について
 生徒たちは学級でみせないような姿を部活動でみせているので、自分が担当する部活動だけではなく、他の部活動に所属する生徒たちの活動の様子を見たり、顧問の先生と情報交換することで生徒理解につながり、学級経営に活かしていけると感じた。
 今回、放課後の部活動指導(陸上競技部)に3回入らせてもらった。そこで感じたのは、成長期にあり、発達段階の異なる生徒たちへの指導の難しさだ。同じメニューを与えることで、時には生徒たちに悪影響がでることもあるそうだ。発達段階によっては筋肉がつきにくい時期もあり、筋トレを課すことは単に怪我につながることもある。陸上競技に限ったことではなく、運動部を受け持つ場合は、スポーツ理論などの多少の知識をもつことで生徒たちが怪我無く、部活動を継続して楽しむことができる。
 部活動は生徒たちの人格形成に大きく関わる場面でもある。学校生活のみならず部活動でも挨拶や礼儀やマナーを身に付けさせることは、生徒の人間としての成長に確実につながるのである。楽しさの中にも、そういった指導を徹底することが必要だろう。
④実習を終えて、所感
 5日間の実習は充実しており、教職への想いを強くさせた期間であった。配当された2年2組の生徒にはたった5日間であるが、愛着が生まれ最終日には名残惜しさを感じた。5日間の中で指導・支援の難しさを感じたが、教員を目指す者としていい経験となった。そして、何より本当に楽しかった。
 緑が丘中学校の先生方、生徒の皆さん、特に2年2組のみんな、ありがとうございました。

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