蓄積型体験学習支援システム

蓄積型体験学習詳細

パンさんの記録 2018年6月26日(火)
体験分野 学習支援実習 活動の名称 学習支援実習 実施施設・機関等 諫早市立 長田小学校
実施日 2018年5月22日~2018年6月15日 実施時間 実施回数:3回  実施時間:20時間

活動内容の概要
〇活動のサポート
〇児童とのふれあい
活動の総括
1、”子どもたちの学びの場面において柔軟に対応する力を養うことについて
実習中は、なるべく様々な学年の児童と接する機会が持てるよう、時間ごとにクラスを割り振っていただき、たくさんの児童の様子を見たり関わったりすることができた。様々な学年における教師の指導の仕方と子供たちの様子を見て感じたのが、年齢や成長段階に応じて教師の関わりや声のかけ方が全く違うということである。低学年では、集団での行動に必ず先生たちも一緒について回り、頻繁に具体的な細かい指示や声かけを行うなど、集団で生活していく上で今自分がすべき行動を身に付けさせるような指導が行われていた印象を受けた。それに対して高学年では、先生たちは最低限の指示を出して、後は児童らの持つ考えに任せ、必要な時だけサポートをする、といった指導が行われていた。このように、教師の指示の出し方や関わり方が異なるのは、各学年によってそれぞれの活動を行っているねらい、目的が異なるからだと思う。これは、授業面、生活面、どちらの学びにおいても言えるはずである。狙いや目的を確固として持ちつつ、その手段として用いた活動の中でその場その時の児童らの様子、発言に応じて柔軟に対応していくことの重要性を感じた。これから大学で学んでいく中で、柔軟性を身に付けるということを私自身の目標の一つにしたい。

2、”講義で得た知識、技能を実践として生かすこと”について
目の前の状況についていくので精一杯で、なかなか今まで大学で得たものを実戦で活かすというところまで考える余裕が正直なところなかった。ただ、小学生という時期は、自分の思いがしっかりあったとしても、それを外言化するのが難しいと心に留めておくこと、何か伝えたいときに一方的な伝達ではなく、子供たちに考えさせるような声をかけることは常に意識するようにしていた。今回、実際に子供たちと接する中で、授業で得た、頭では分かっている知識や技能を実践する難しさを改めて感じた。しかしそれと同じくらい、まだまだ自分は子ども理解の点でも、他の点においても、学びが足りていないことを痛感した。実習の中で実践力を身に付けていくためにも、まずはその基盤となる知識、技能を普段の学校生活の中で高めていきたい。

3、”自分が使っている言葉を見つめなおすこと”について
様々な学年を見る中で感じたのが、先生たちの言葉かけも一つ一つねらいや意味があって、その言葉は子どもたち自身に考えて行動させる力があるということである。やはり、言葉かけも学年に応じて多少は異なっていたが、どの学年もポジティブな言葉かけが多く使われていた印象を受けた。特に低学年において、他人を傷つけたりそれまでクラスで決めていたルールを守らなかったりしたときは注意していたが、それ以外では少し声をかけて子どもが何かできるようになったり自分から動いたりしたときには「〇〇くんよくがんばったね。」「もう一年生だから〇〇できるよね。」など、その児童をほめるような肯定的な言葉かけをしている場面が多くあった。私は、はじめのころ「~したほうがいいよ。」「~って先生が言ってるよ。」「みんな~してるよ。」という声かけを行っていたような気がするが、後半は、「先生と一緒にちょっと頑張ろうか。」「さすがだね、よく頑張ったね。」のように、私の中でポジティブな言葉にして伝えることを意識するようにしたところ、子どもたちの反応も少し変わったように思う。改めて、使う言葉や伝え方の大切さ、子どもたちに与える影響を感じ、これからの私自身の課題の一つとなった。じっくり時間をかけて自分自身の言葉を磨いていきたい。

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