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2010年12月19日(日) |
生徒の社会理解を促す社会科授業の在り方について(子どもの社会認識の発達を促す社会科指導の実践的検証) |
実習分野
ねらい・目的
本実習の目的は、第1に、生徒の社会認識を科学的に高め育てるための社会科授業の実践的な検証を行うことである。
第2に、実習を実施するに当り、高等学校段階の社会科授業における生徒との関わりの中での指導と、学校教育現場の実態を学び経験させて頂くことである。
授業の教材では、「日本農業の問題」の中でも「農地の減少と耕作放棄地の増加」の事象を取り上げる。同様な土地条件にある長崎県のみかん園と棚田が、一方は耕作放棄され、もう一方は農地として維持されているという事例の矛盾から、生徒に両者の原因を探求させる。生徒が、事象間の原因を探求することで、生徒が持つ基礎的知識を整理し、日本農業の抱える問題と農業の持つ社会的利益を認識する。
この授業のねらいは、生徒に市場経済における持続可能な産業としての農業の在り方を考察する力を養わせることである。また、授業後に、実践授業による生徒の認識の変化を明らかにし、授業の分析と評価を行う。
最終的には、本実習で学んだことを、今後の教職への経験と大学院での社会科教育の研究に役立てたい。 |
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